邪魔〈上〉 (講談社文庫)
作者 奥田 英朗
価格 660 円
出版社名 講談社
出版年月 2004/03
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    第4回 大藪春彦賞   受賞
及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴一年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

実人生の世界       おすすめ度
とにかくリアルすぎて怖いくらいです。(作者の文章力がすごすぎ)
かんたんに引き込まれました。(幸せ?にひたれます)
義母の件は ? ですが。
一読おすすめします。「最悪」注文しました。たのしみです。


「最悪」を読む前に読むべし       おすすめ度
どうしても、「最悪」との比較になってしまうが、
「最悪」のほうが文句なしに面白い。
この作品とて、決して面白くないわけではなく、むしろ標準以上の出来と思うが、
私は不幸にも、「最悪」を先に読んでしまったため、上記のような感想しかもてなかった。


これを読んだのは、もう5年近く前だが、
作者がこんなにBIGになるなんて、思いもよらなかった。


途中でやめられない       おすすめ度
奥田さんの人間描写は実にすばらしい!!
多くの人達は、一生犯罪に手を染めることなどないだろうと思って生きていると思う。
けれど、この本に登場するごく平凡な主婦が、ささいな幸せ、普通の家族を守るために
自分を見失い、転落していく様子は実にリアルです。
この本を買う方は、上下巻セットで買っておかないと後悔しますよ〜


ポイントアップ       おすすめ度
放火を主とした地味でありながら、人間味あふれる
良作!!上下あわせたら約800ページですがスラスラ
と読めてしまい良作!!物語は刑事のおじさんと
パート暦1年のおばさんの2人称で結成されています。
こっれて物語と関係あるの?こいつタマにでてくるけど
誰だよ?みたいなのあるけど、じっくりページめくれば
次々と笑顔。奥田氏の作品はヤクザが出てくることが
多くて良作!!


モデルの事件をよくここまで膨らました!       おすすめ度
 この本では放火になっていますが、実はモデルになった事件が存在します。それは1998年の「ザイエンス新潟支店毒物混入事件」。 動機もまるっきりこの本と同じですので、作者はこの事件にインスパイアされてこの作品をものにしたと思われます。 しかし、犯人の妻の疑心暗鬼と直感から追い詰めていく刑事の心の動きを柱に据えたため物語に一気に厚みと深みが生まれました。 現実の事件では半年後に逮捕されましたが、実際逮捕されるまで家庭内でこんな暗闘があったんじゃないかな、などと思わずゲスな想像をしてしまいました。