ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ちくま文庫)
作者 ヴァージニア ウルフ
価格 609 円
出版社名 筑摩書房
出版年月 1999/10
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■読者の評価     おすすめ度平均

人それぞれと思いますが・・・       おすすめ度
V.ウルフの作品自体はおかしくはありません。
ひとつの主題からさまざまな想像、観念が展開されて
いてすばらしいと思います。
しかし、この翻訳はどうかと思います。ただでさえ
ウルフの思想が難しいだけに、翻訳がわけわかんない状態では
どうしようもありません。
みすず書房の川本静子先生の短編翻訳の方が言葉が美しく
ウルフの世界を堪能できます。
うちの大学の先生がこのちくま文庫の翻訳をけちょんけちょんに
してしまったから。翻訳を鵜呑みにする怖さを知りました。
少々難しくはありますが、ウルフを知るにはやはり原書が
オススメです。


ウルフは短篇もいいです       おすすめ度
長篇と短篇では、言えることが違うんだというあたりまえのことが、ウルフのこの本を読んで、実感としてよくわかりました。
ウルフの長篇のうねりもすばらしいですが、短篇の筆の運びも冴えています。
「ラピンとラピノヴァ」「堅固な対象」はストーリー性がはっきりしていて全ての人にお勧め。「青と緑」は観察が詩的な展開をしてすばらしいと思います。

心象風景を映したような、小説としてわかりにくい作品もあると思いましたが、それらは今後徐々に意味がわかってくるかもしれないので置いておいて、上三作品のためだけでも買ってよかったと思いました。



翻訳がうまいなあ・・・       おすすめ度
十数年前、大学1年の教養英語で「キューガーデン」「ボンド通りのダロウェイ夫人」などを読みましたが、
本書を読んで、ものすごく下手な翻訳をしていたことにやっと気がつきました(赤面)。

本書の美しい文体は、原作の世界を見事に日本語に変換しています。