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ただ結論を読めば、その過程が何故必要なのかが理解できる。
最近に流行った新渡戸稲造の「武士道」の解釈・引用本とも異なり、経験・思考の繰り返しの中から出された結論が示されている。面白いのがやはり、日本人ってあまり男の生き方をしている男がどうも少ないらしいってこと。それは、一人前を目指して生活をしている人がいないことを意味する。
確かに自立を当たり前として、自分を高めようとして精進している生き方をしている人は、少ないのかも知れない。自分の生活を見直し考える上で、大変参考になる本であった。
ましてや自分をどう磨いていけば良いかという事について
教えてもらえた人はあまりいないのではないでしょうか。
本書は自分が(出来ない)ことを認め、自分自身でどうするか
を考えることにより辛抱強く取り組んでいれば
(いつかは出来るようになる)って事を強く説いてくれます。
情報が過多の時代なので、実は知らない事でも
知っていると思い違いをしてしまいそうな今日この頃ですが、
原点に返り、学びとる前に必要な謙虚さを筆者は教えてくれたような
気がしました。仕事や学業で悩み多く、頑張れというだけの
他人のアドバイスは聞き飽きたという人には、福音となる本なのではないでしょうか。
わからない、できない、知らないを素直に認めることからスタートし、わかる、できる、知っているに至る努力を積み重ねることにより遂には一人前になることの大事さを著者自身の経験や実例を挙げて昏々と説いている。しかもいちばん最後には急ぐ必要はない、との慈愛に満ちた言葉まで記されており、照れ屋の著者がこういう三部作を書かねばならないほど現代の我々ビジネスマンは元気を喪失していると映っているのかな、と反省させられる。
もっと頑張んなきゃね、僕ら。そして頑張る気力も失った元気のない君へ、ご一読を勧めます。
リストラ、というわけではないのですが、好きな仕事、気に入っていた職場を異動させられたのでした。
それ以来、「ストレスを感じる」「毎日が楽しくない。」「なんだか腹が立つ」つまり、五月病だったわけです。
そのとき、たまたま手にしたのがこの本でした。
効果と言えば、先ずは、自分が「へなちょこである。」事を認識し、自分が「一人前にならなければ、この状態を脱し得ないのだ。」と励まされたことです。
甘っちょろい僕は、父親の世代のように「無難に定年まで過ごしたい。」とぼんやりと考えていた(それでも、好きな仕事は人に負けないように張り切っていたつもりだった)のですが、そんな僕の甘さにカツをを入れられ、「しかたねぇなぁ。」と、重い腰をフリフリ、あきらめがついた、と言うか、不満を持っている自分を受け入れることが出来たのでした。
本書は、本来、もっと若い男の子のために書かれたもので、どちらかというと私生活をテーマにしているのですが、そう言うわけで、「なんとなく会社に行きたくねぇなぁ。」と思っている方にもお勧めしたい一冊でした。

