感光生活
作者 小池 昌代
価格 1,470 円
出版社名 筑摩書房
出版年月 2004/06
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■読者の評価     おすすめ度平均

不埒の連続       おすすめ度
生活って本当のところ不埒の連続じゃないかって。みんな知ってるからあえて声にださないんだって。

「ある日、突然なくなります。でも、どれもそこからが勝負なの。ぎしぎし、しぼりだし、奮戦する。するとまあ、出てくる。終わりと思ったその先から、マヨネーズも歯磨きペーストもまだまだ出てくる。終わりというのは、実は終わりと思った、もう少し先にあるのよ。」


感光=写真の専門用語みたいなもんでしょうか?       おすすめ度
 短編が十数編入っています。だいたい「こいけさん」が登場しますが、女性であるため、らーめん大好きのコイケサンではないと思います。作者が、たぶんモデルなんじゃないかなと思います。

 ごく普通にありそうな日常から少しメルヘンちっくな情景までいろいろですが、そこに描かれる細やかな感情は、不安なものからちょっと嬉しいものまで、なんかいいなという感じの素直さと、おいしい水道水のようなすっきりした後味を感じます。
 
 小池さんの詩とは、また違った面白さがありました。詩も好きなんですけど。


詩人の描く世界       おすすめ度
詩人の描くこの世界で、現実と夢の間を僕らは彷徨う。作者の日常を描いてる作品のように思えるが、その世界はちょっとねじれてる。歪んでいる。このような日常の「狂気」が一番怖い。