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■読者の評価
おすすめ度平均
自然のうつくしさ おすすめ度
作者の日常、思いももちろんすばらしかった。書くことに決め、仕事をやめ、地元に帰る。けっして平坦な日々ではなく、困難もある。けれど、それを凌駕するほど、作者の目に映る草木や花々、自然の表情がすばらしかった。特別に華美ではないが、読んでいる私の目にすら染みるきがした。私は歴史を教えることを生業にしているが、かつての日本人はおそらく、自然に注意を凝らし、多くのものをすくいとり、学んでいったのだろうと常々思っている。佐伯氏の目線は独自のものながら、脈々と続いてきた歴史を感じさせる。
人生日々是取材 おすすめ度
自然の四季折々の風景を、ある時は窓越しに、ある時は坂道を歩きながら、涼やかな眼で一幅の絵を描き上げるように、一編一編綴ってゆく。自然の理解ある観察者として、日々自然にインタビューしてゆくようである。実際、文章を読んでいると、植物や鳥と対話しているようである。「歳時記」と銘打たれているように、季節の話題を春夏秋冬に並べられて、実際は10年間ほどの期間に渡っているのだが、1年間を順序良く過ごしているようである。
爽やかな読後感の残る素晴らしいエッセー集である。
爽やかな読後感の残る素晴らしいエッセー集である。
東北の香り漂う郷愁歳時記 おすすめ度
装丁としては表紙が今ひとつだが、内容は歳時記というよりふるさとからのメッセージ集という感じで、味わい深く、しみじみしてしまう。筆者が30代前半から40代半ばまで新聞等に書いたエッセイを中心にまとめているため、青春時代の名残りを感じさせる部分と、少しずつ熟成していくような余韻のある文章が交錯しているのが面白い。
筆者は海燕で新人賞を取って以来20年以上のキャリアを持つが、この一連のエッセイは主に河北新報・山形新聞というメディアに連載されていたため、関西に住む私にはほとんどご縁が無かった。実は宮城県出身の両親はこの本をどこから手に入れたと、かなり興奮して懐かしみながら読んでいた次第である。
筆者は海燕で新人賞を取って以来20年以上のキャリアを持つが、この一連のエッセイは主に河北新報・山形新聞というメディアに連載されていたため、関西に住む私にはほとんどご縁が無かった。実は宮城県出身の両親はこの本をどこから手に入れたと、かなり興奮して懐かしみながら読んでいた次第である。

