|
|
|||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
■読者の評価
おすすめ度平均
土地から断絶されたものたち おすすめ度
仕事で向かった場所には、画一的な建物が立て並んでいた。
すべてがコンクリートで覆われ、同じ温度、同じ匂いが立ち込めていた。
その日は、ひどく暑い日で、遠くには入道雲が見えた。
逃げ出すのでもなく、留まるのでもなく。
満たされているということが、これほどまでに自分を不必要だと思わせるものなのだろうか。
孤独を受け入れるには、若すぎる青年たちが、
彷徨うすべをなくして、彷徨う姿ほど痛々しいものはない。
すべてがコンクリートで覆われ、同じ温度、同じ匂いが立ち込めていた。
その日は、ひどく暑い日で、遠くには入道雲が見えた。
逃げ出すのでもなく、留まるのでもなく。
満たされているということが、これほどまでに自分を不必要だと思わせるものなのだろうか。
孤独を受け入れるには、若すぎる青年たちが、
彷徨うすべをなくして、彷徨う姿ほど痛々しいものはない。
足で見つけた世界 おすすめ度
何かにはじかれるように、または導かれるように、パリ郊外へとさまよい出る「私」。日常から少しだけ離れてみることで、日常がより親密に感じられるようになる、ということが分かる。筆者も認める通り、エッセイのようで小説のようでもあり、紀行文のようでもある本。ジャンルや境界(国、景色、生活・・・)を進んで越えたところに何かを見つけられるかもしれない、というささやかだが強い決意のようなものが感じられる。「知識人」「詩的」と評されることも多いようだが、筆者の「私」は自分の足で歩き、自分の目で世界を見て、借り物でない自分の表現を探ろうとしている。単なる夢想に遊ぶのではなく、一寸先に闇を認める感覚を大切にしていると思う。

