越境捜査
作者 笹本 稜平
価格 1,680 円
出版社名 双葉社
出版年月 2007/08
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■読者の評価     おすすめ度平均

殺人犯を突き止めるまでの道筋がよかった       おすすめ度
消えた12億円と殺人犯を突き止めるまでの道筋が非常にしっかりしていて、リアリティがあってとてもおもしろかった。誰が味方で誰が嘘をついてるのか、読み応えのある展開でハラハラした。工場に閉じ込められて爆破される場面は手に汗握った。ただ、最後があっけなかった。それまでの流れから黒幕が一人で乗り込んでくるのはちょっと考えられない展開だし、黒幕があっさりとお金を奪われてしまうのもイマイチ納得できなかった。それでも最後までの展開がおもしろかったので評価は5。


イマイチ・・・       おすすめ度
話の題材としては非常に興味があり、楽しめたのですが、全編通しての芝居がかったセリフ、宮野の軽いノリの不良刑事というよりもどこかオカマっぽいしゃべり方やキャラ設定(料理好きな点等)、黒幕との強引な決着の付け方等々、いまいちリアリティーを感じることが出来ず、また悪い意味での裏切り感もなく、のめりこめませんでした。ただ、テンポのよさと結末のハッピーエンド感には好感がもてました。


今はやりの警察小説       おすすめ度
物語の展開にはスピード感があり470ページのボリュームにもかかわらずほとんど一気読みできました。主な登場人物の特捜刑事の鷺沼、不良刑事の宮野、横浜の暴力団幹部の福富など個性的な面々が消えた12億円にせまるかけひきが非常におもしろい。もう少し登場人物の書き込みが十分に書かれていたら星4つはいけたでしょう。残念なのはラストの黒幕の処理の仕方があまりにもあっけなくかなり拍子抜けしました。金髪、ピアスでチョッとカマぽい話し方の宮野で
もう一本読んでみたい。


ラストが痛快で読み応えあり       おすすめ度
時効間近の殺人事件と消えた12億円、その金が警察の裏金としてそっくり県警の裏金庫の中に・・?実際に裏金問題の話題が後を絶たないだけにリアリティがあって面白いです。誰が味方か敵か、最後までわくわくしながら読めます。消えそうな胸の奥のなけなしの正義を燃やす鷺沼と、不良デカ、味のあるやくざ、それにシーサーそっくりのちぃワル親父田浦、個性的で憎めない面々と爽快なラストでじめじめした雰囲気にならず、読後感の良い作品です。この方の作品では女性がひどい目に遭ったり、無意味に残酷な場面がないので、安心して読めます。オススメの一冊です。


なかなかおもしろかった       おすすめ度
ラスト近くの端折り方と強引さは、今ひとつですが、
話の展開が早く、おもしろいです。
暇つぶしっぽく、読みたい向きには丁度良いです。
結末は、個人的には好きです。
中心の事件が無さそうで、十分あると思わせる内容なので、
結構リアリティを感じました。
福富当たりをスピンオフさせてもおもしろいかもしれません。
北方謙三のブラッディドールシリーズみたいにしても
よいと思います。
宮野のキャラ設定が甘いのは、残念な気がします。
次回作でも系列作を期待します。