いつか、僕らの途中で
作者 柴崎 友香   田雜 芳一
価格 1,260 円
出版社名 ポプラ社
出版年月 2006/02
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■読者の評価     おすすめ度平均

手紙が伝える時間の流れ       おすすめ度
メールとか電話ですぐにでも海外へでも連絡が取れちゃう今日このごろ。でも手紙やハガキが時間をかけて運ぶ「心」っていうのもまた大切なんじゃないかな、って常々感じてます。
そんな手紙の魅力を改めて読ませてくれたのが、この本。大切な人が会えない距離にいるからこそ、ゆっくり伝えていきたい思いがあったり。。。そんな切なくてでも大切な時間を取り戻させてくれる本でした。イラストの温かさと行間をたっぷりとった素朴な文章が、春の日差しのようなぬくもりを運んでくれるような一冊です(^^)


いいね!       おすすめ度
僅か百数頁の本ですが、いつも手元に置いて読むのも良し、イラストだけを眺めながら手紙の文面を思い浮かべるも良し、とても素敵な本です。
手紙なんて書かなくなったなぁ〜 なんて思った方は手にとってみて下さい。
懐かしい様な郷愁を誘う様な・・・・何かとても不思議と心が満たされていく様な感じがします。
頁が少なめなので、もっと読みたかったと言う意味で☆四つです。ごめんね!


大人のための絵本       おすすめ度
全ページにデッサン風のイラストが入っていて、
まるで大人のための絵本☆
雰囲気が柔らかく、お互いを想う気持ちの安定と誠実さが伝わるイラストです。

好きな人を想い、季節の風を受けながら穏やかな気持ちで手紙を書く。
あたたかい陽射しに包まれて、愛する人からの手紙を読む――
ささやかだけど、とても贅沢な時間を切り取った本。
離れていても心はいつも近くにある二人――、
読んでいる私まで満ち足りた気持ちになりました。

唯一気になるのは、20代のカップルの手紙にしては視点も文章も老成してるとこ。
若いわりに熟年(あるいは老人)の落ち着きが・・・。
うん、けどまぁ、これは雰囲気を味わう作品だし、
細かいことは考える必要はないのかも。


やさしい時間       おすすめ度
この本は小説というより絵本に近く、言葉ではなく雰囲気を読むお話だと思います。
すべてのページにほんわかした、日常のひとコマが描かれています。
話はふたりの手紙を通して、特に大きな事件があるわけでもなくただ淡々と進みます。
けれど読んでいると、どこか愛しくて、穏やかで、優しい気持ちになります。
また京都の地名などもよくでてくるので、京都に住んでる私としては親近感が持てました。
春か、または冬の穏やかな日差しの中読みたい、とてもやさしいお話です。