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■読者の評価
おすすめ度平均
血の鎖で縛られた家族、家庭という名の牢獄。 おすすめ度
有名な、或る怪談を下敷きにした女3代にわたる因縁物語。下敷きにされている作品がすぐに割れるので先の展開が見えてしまい、物語上もその筋書きを超えるだけの、読む者の胸に迫る〈何か〉が無かったので、そこが不満か。実際に嫁姑問題で悩む人には甘いと思われるかもしれないが、超常現象を絡めて家庭という檻の中でおくられる女の張り合いというものはなかなか恐ろしい。しかも、相手が家族と呼ばれる人間ならば、逃げ切ることも不可能ときている。お嬢様だから仕方なかったのだろうが、ヒロインは家族を頼りすぎて不幸を呼んだような気がする。出口の無い、絶望の先をのぞくような1冊であった。

