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■商品案内
???死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」。そうして、ぼくは輪廻のサイクルに戻るために、下界にいるだれかの体を借りて(天使業界では「ホームステイ」というのだそうだ)前世で犯した悪事を思い出さなくてはならなくなった。
???乗り移ったのは「小林真」という自殺したばかりの14歳の少年。ところが、真は絵を描くのが得意な以外は、親友と呼べる友だちもいない、冴えないヤツだった。父親は自分だけよければいい偽善者で、母親はフラメンコの先生と浮気中。しかも、好きな女の子は、中年オヤジと援助交際中ときた。しかし、ホームステイの気楽さも手伝って、よくよく周りを見回してみると、世界はそんなに単純じゃないってことが次第にわかってくる。
???森田芳光の脚色で映画化もされた、多くのファンをもつ1冊である。著者は、講談社児童文学新人賞受賞作「リズム」でデビューした児童文学界のトップランナー、森絵都。シナリオライターだった著者による本書は、生き生きとしたセリフが心地よく、軽快なテンポで一気に最後まで読ませる力をもっている。そして、周りを見渡せばすぐにいそうな登場人物との距離感が、物語をよりリアルにみせてくれる。
???中学生が主人公である本書は、中学生に読んで欲しい本ではあるが、「世界はたくさんの色に満ちている」というテーマは、どの世代にも共感できるもの。かつて中学生だったすべての大人にもおすすめしたい。(小山由絵)
■読者の評価
おすすめ度平均
爽やか おすすめ度
この本が出た10年前私は中学生でした
その時読めたらよかったのに…そう思いました
自分もきっとたくさんの事を間違ったふうに決めつけているのだろうと思いました
そういう事に気付かせてくれる本です
難しい表現などが少なく読みやすいです
とても爽やかな気持ちになれました
その時読めたらよかったのに…そう思いました
自分もきっとたくさんの事を間違ったふうに決めつけているのだろうと思いました
そういう事に気付かせてくれる本です
難しい表現などが少なく読みやすいです
とても爽やかな気持ちになれました
何だかすごくリアル おすすめ度
人生は白黒だけじゃない、カラフルなんだ。
色んな人が色んな色を持ってる。
みんなそれぞれ傷ついて、悩んで、苦しんでるんだ。
そんなお話です。
魂から話が始まって、天使が出てきたりして、
現実離れしている設定なのに、何だかすごくリアル。
読み終わった後は、気持ちが軽くなる。
読み出したら止まらない、大好きな作品です。
色んな人が色んな色を持ってる。
みんなそれぞれ傷ついて、悩んで、苦しんでるんだ。
そんなお話です。
魂から話が始まって、天使が出てきたりして、
現実離れしている設定なのに、何だかすごくリアル。
読み終わった後は、気持ちが軽くなる。
読み出したら止まらない、大好きな作品です。
黄色い表紙が目印。 おすすめ度
読んだのが3年前くらいなので正直内容とかはっきり憶えてないんですけど
とにかく良い話だったっていうことが印象に残ってます。
自分的に主人公とお兄さんのやり取りのシーンが一番感動しました。
泣けました。
とにかく良い話だったっていうことが印象に残ってます。
自分的に主人公とお兄さんのやり取りのシーンが一番感動しました。
泣けました。
森さんの永遠の代表作 おすすめ度
これから森さんがどんなにすばらしい作品を世に送り出されようとも、代表作の一冊として永遠に輝き続けるに違いない『カラフル』。
死んだ「ぼく」の魂が、自殺した中学生・「真」の体にホームステイして修行をつむ。ファンタジックというより突拍子もない設定。だがぐいぐい引き込まれる。人のよさそうな「真」の家族に安心したのもつかの間、失望、絶望、降りかかる災難。しかしホームステイの気安さから、本当の「真」はつまずいたらしい学校生活にも何とか適応し、ともだちもでき、さらには家族の意外な面も見えてきて・・・「ぼく」は、「真」が自殺によってかけがえのないものをふいにしてしまったことに思い至る。
重いテーマを軽やかに、心に染みる物語として、森さんは読者の前に差し出してみせた。ストーリーテリングの力、生き生きとした会話、丁寧な心理描写、じーんとくるエピソード。何よりも読者が、限られた情報を頼りに「真」として生きる「ぼく」と一緒に、少しずつ「真」自身を、周りの人を理解していくしかけが効いている。いろいろなことを知った「ぼく」がとりかえしのつかない「真」の人生を思って涙するのと一緒に、読者も同じ痛みを味わうことになるのだ。終盤、「自殺」を「殺人」と置き換えた「ぼく」の言葉が、説教くさくも空疎にも軽はずみにも響かず、すとんと心に収まるほどに。さて「ぼく」の再挑戦の結果は、失われた「真」の人生は・・・
さまざまな色合いを秘めた人たちで構成されるカラフルな世界。その魅力的で複雑な世界を生き抜くヒントがぎっしり詰まった名作だ。
死んだ「ぼく」の魂が、自殺した中学生・「真」の体にホームステイして修行をつむ。ファンタジックというより突拍子もない設定。だがぐいぐい引き込まれる。人のよさそうな「真」の家族に安心したのもつかの間、失望、絶望、降りかかる災難。しかしホームステイの気安さから、本当の「真」はつまずいたらしい学校生活にも何とか適応し、ともだちもでき、さらには家族の意外な面も見えてきて・・・「ぼく」は、「真」が自殺によってかけがえのないものをふいにしてしまったことに思い至る。
重いテーマを軽やかに、心に染みる物語として、森さんは読者の前に差し出してみせた。ストーリーテリングの力、生き生きとした会話、丁寧な心理描写、じーんとくるエピソード。何よりも読者が、限られた情報を頼りに「真」として生きる「ぼく」と一緒に、少しずつ「真」自身を、周りの人を理解していくしかけが効いている。いろいろなことを知った「ぼく」がとりかえしのつかない「真」の人生を思って涙するのと一緒に、読者も同じ痛みを味わうことになるのだ。終盤、「自殺」を「殺人」と置き換えた「ぼく」の言葉が、説教くさくも空疎にも軽はずみにも響かず、すとんと心に収まるほどに。さて「ぼく」の再挑戦の結果は、失われた「真」の人生は・・・
さまざまな色合いを秘めた人たちで構成されるカラフルな世界。その魅力的で複雑な世界を生き抜くヒントがぎっしり詰まった名作だ。
宗教学風に言うならば「回心」の物語 おすすめ度
これは人が<新しい生>を見つけて歩みだす「回心」の物語。今まで一つの色にしか見えなかった個人がいくつもの色をもっていたことがわかる。今までいた世界も実は色々な色をもっていたことがわかる。
映画『マトリクス』や『プレザントヒル』みたい!「回心」とは、ものの見方・考え方が誰かとの出会いによって変わること。(罪の悔い改めなんてケチなもんじゃない!)「この世界は美しい」(ファウストより)と思った時、主人公は回心をするのである。
最後のページに「ぼくはぎゅっと目をとじた。とたん、そこからつつっと生あたたかい滴がこぼれた。」は、キリスト教が「回心」のしるしとして行う洗礼(バプテスマ)の所作です。
「なんとも美しい」と心で叫んでみました。
映画『マトリクス』や『プレザントヒル』みたい!「回心」とは、ものの見方・考え方が誰かとの出会いによって変わること。(罪の悔い改めなんてケチなもんじゃない!)「この世界は美しい」(ファウストより)と思った時、主人公は回心をするのである。
最後のページに「ぼくはぎゅっと目をとじた。とたん、そこからつつっと生あたたかい滴がこぼれた。」は、キリスト教が「回心」のしるしとして行う洗礼(バプテスマ)の所作です。
「なんとも美しい」と心で叫んでみました。

