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■読者の評価
おすすめ度平均
それはないだろう おすすめ度
舞台となっている札幌は地元だし、当時、連日のように報道されていた道警の事件報道も見ていた僕にとって、この小説はそれだけでも楽しめたのは事実なのだが、読み終わってしまうと大きな不満が残った。
真犯人を自首させようとする主人公の佐伯の行動はどう考えても納得がいかない。この展開で自首させるのかぁ〜!?と心底がっかりした。それ以降の展開を読むとこれしかなかったような気もするし、佐伯という警官の人間性を考えるとあり得る行動なのかもしれないが、やはり納得はいかない。時間との戦いがこの小説の大事なところのはずなのに、それはないだろうと思う。
僕は、こういった小説は細かいことは抜きにして読んで楽しめればいいという考えなのだが、佐伯のこの行動で全てがぶち壊しだ。恨み星×2。
真犯人を自首させようとする主人公の佐伯の行動はどう考えても納得がいかない。この展開で自首させるのかぁ〜!?と心底がっかりした。それ以降の展開を読むとこれしかなかったような気もするし、佐伯という警官の人間性を考えるとあり得る行動なのかもしれないが、やはり納得はいかない。時間との戦いがこの小説の大事なところのはずなのに、それはないだろうと思う。
僕は、こういった小説は細かいことは抜きにして読んで楽しめればいいという考えなのだが、佐伯のこの行動で全てがぶち壊しだ。恨み星×2。
読み応えあり。 おすすめ度
道警シリーズ第一弾。
第二弾の「警察庁から来た男」を先に読んで、
第一弾もぜひ読みたくなった。
映画化もされるとのことだが、納得の一冊。
現場の警察官たちが秘密の捜査本部をつくり、仲間を助けるストーリー。
仲間の中に密告者がいるかもという状況で主人公の佐伯が冷静に捜査を進めていく。
第二弾にも登場する魅力的な登場人物が活躍。
第三弾も出る予定だとか。今から楽しみです。
第二弾の「警察庁から来た男」を先に読んで、
第一弾もぜひ読みたくなった。
映画化もされるとのことだが、納得の一冊。
現場の警察官たちが秘密の捜査本部をつくり、仲間を助けるストーリー。
仲間の中に密告者がいるかもという状況で主人公の佐伯が冷静に捜査を進めていく。
第二弾にも登場する魅力的な登場人物が活躍。
第三弾も出る予定だとか。今から楽しみです。
つまらん。なぜジャズバンド? おすすめ度
面白いかなあ、これ? この程度の出来映えで。
はじめに設定ありきで、タイムリミットのあるなかで極秘裏の活動を行い事件を解決するという、ハリウッド映画などにありがちな、安直な発想である。
人物描写は平板だし(例えば「諸橋」なんて、叩き上げの警部補として、もっともっと魅力的に描ける素材だと思うが)、何より疑問なのが、この即席チームをあたかもジャズバンドのごとくに例えている点。
主人公がサックス吹きだ、ということ以外に、ジャズバンドになぞらえるポイントは皆無(天才的なアドリブがあるわけでも、見事なアンサンブルがあるわけでもない)だし、ただジャズっぽくすればかっこいいだろう、という作者の浅い企みがあるだけなのだ。
なにもマニア好みのちょっとマイナーなミュージシャンや演奏を書け、というのではない。モーニンだろうとアート・ペッパーだろうとかまわない。
ただ、小説の端々から、この作者がとくべつにジャズファンなわけでも、ジャズに造詣が深いわけでもないことがわかってしまうのが、問題なのである。
それに、なんといっても文章がド下手。
「○○○○。」佐伯は言った。「△△△△。」植村が言った。「◇◇◇◇。」佐伯が答えた。
会話部分は、こんな文章の繰り返しなのだ。
いまどき、中学生でもこんなふうには書かんだろ? 担当の編集者は、何のアドバイスもしないのか?
以前、この作者の「ベルリン飛行指令」を読み、あまりのつまらなさに後悔したが、今回、マルティン・ベック・シリーズの名作と同様のタイトル、という蛮勇?に興味を持って購入した。
結果はまた前回同様、後悔しか残らなかったが。
はじめに設定ありきで、タイムリミットのあるなかで極秘裏の活動を行い事件を解決するという、ハリウッド映画などにありがちな、安直な発想である。
人物描写は平板だし(例えば「諸橋」なんて、叩き上げの警部補として、もっともっと魅力的に描ける素材だと思うが)、何より疑問なのが、この即席チームをあたかもジャズバンドのごとくに例えている点。
主人公がサックス吹きだ、ということ以外に、ジャズバンドになぞらえるポイントは皆無(天才的なアドリブがあるわけでも、見事なアンサンブルがあるわけでもない)だし、ただジャズっぽくすればかっこいいだろう、という作者の浅い企みがあるだけなのだ。
なにもマニア好みのちょっとマイナーなミュージシャンや演奏を書け、というのではない。モーニンだろうとアート・ペッパーだろうとかまわない。
ただ、小説の端々から、この作者がとくべつにジャズファンなわけでも、ジャズに造詣が深いわけでもないことがわかってしまうのが、問題なのである。
それに、なんといっても文章がド下手。
「○○○○。」佐伯は言った。「△△△△。」植村が言った。「◇◇◇◇。」佐伯が答えた。
会話部分は、こんな文章の繰り返しなのだ。
いまどき、中学生でもこんなふうには書かんだろ? 担当の編集者は、何のアドバイスもしないのか?
以前、この作者の「ベルリン飛行指令」を読み、あまりのつまらなさに後悔したが、今回、マルティン・ベック・シリーズの名作と同様のタイトル、という蛮勇?に興味を持って購入した。
結果はまた前回同様、後悔しか残らなかったが。
終盤はなかなか おすすめ度
警察組織の腐敗を告発しようとする警官とそれを防ごうとする警官の攻防を描いた警察小説。犯人像や犯行の動機に関してはややありきたりな印象は否めませんが、終盤のスピード感ある展開はなかなか読み応えがありました。
スリルとサスペンスにみちたポリス・フィクション おすすめ度
’05年「このミステリーがすごい!」で国内編第10位にランクインした作品。原題は『うたう警官』。
警察本部の対応に同意できない現職刑事たちにより私的捜査チームがつくられ、警察機構の制度に乗らない独自の捜査で真相を追う、という異色の警察小説である。
「うたう=証言する、密告する」、本書では「組織を売る」という意味で使われている。
札幌市内のとあるマンションで北海道警察本部の婦警・水村の死体が発見される。
捜査の指揮権はなぜか強引に所轄より道警本部に引き継がれ、交際関係から、容疑者として同じく道警本部の警察官・津久井が浮かび上がる。指名手配された彼には、本部より逮捕に際して覚醒剤使用と拳銃保持の可能性から、射殺許可まで出されてしまう。6年前、生死を分かち合う特別な潜入捜査で、彼と組んだことがある所轄の佐伯警部補は、本人から直接無実を訴えられて、道警本部の動きに不審を抱く。津久井は、道議会で道警本部の不正経理問題についての証人喚問招致を受けている身だった。「うたわ」れては困る道警本部が組織防衛のために彼を消そうとしているのか・・・。そこで、佐伯は有志で影の私的捜査チームを結成して彼を匿いつつ、独自に事件の真相を追う。
道警組織を向こうにまわし、警察官仲間といえども敵味方が判然としない情勢で、はたして真犯人を捕らえ、彼の無実を証明し、しかも翌朝の証人喚問まで保護して、無事に道議会まで送り届けられるのか・・・。
腐敗問題の隠蔽をはかる道警組織、警察官が自らの組織を逸脱して私的に独自捜査をするという異例の状況と幾重もの制約、謎のベールに包まれた真犯人、そして証人喚問というタイムリミットの緊迫感。
ラストに、もうひとひねり、というか意外性が欲しかったが、物語のシチュエーションの奇抜さとプロットと、テンポのよいストーリー展開とで読ませることに著者が腐心したのだろう。
本書は、一般の警察小説のような、犯罪者対捜査陣といったクライムノベルとはまた違った印象を与えてくれる、スリルとサスペンスに満ちたポリス・フィクションである。
警察本部の対応に同意できない現職刑事たちにより私的捜査チームがつくられ、警察機構の制度に乗らない独自の捜査で真相を追う、という異色の警察小説である。
「うたう=証言する、密告する」、本書では「組織を売る」という意味で使われている。
札幌市内のとあるマンションで北海道警察本部の婦警・水村の死体が発見される。
捜査の指揮権はなぜか強引に所轄より道警本部に引き継がれ、交際関係から、容疑者として同じく道警本部の警察官・津久井が浮かび上がる。指名手配された彼には、本部より逮捕に際して覚醒剤使用と拳銃保持の可能性から、射殺許可まで出されてしまう。6年前、生死を分かち合う特別な潜入捜査で、彼と組んだことがある所轄の佐伯警部補は、本人から直接無実を訴えられて、道警本部の動きに不審を抱く。津久井は、道議会で道警本部の不正経理問題についての証人喚問招致を受けている身だった。「うたわ」れては困る道警本部が組織防衛のために彼を消そうとしているのか・・・。そこで、佐伯は有志で影の私的捜査チームを結成して彼を匿いつつ、独自に事件の真相を追う。
道警組織を向こうにまわし、警察官仲間といえども敵味方が判然としない情勢で、はたして真犯人を捕らえ、彼の無実を証明し、しかも翌朝の証人喚問まで保護して、無事に道議会まで送り届けられるのか・・・。
腐敗問題の隠蔽をはかる道警組織、警察官が自らの組織を逸脱して私的に独自捜査をするという異例の状況と幾重もの制約、謎のベールに包まれた真犯人、そして証人喚問というタイムリミットの緊迫感。
ラストに、もうひとひねり、というか意外性が欲しかったが、物語のシチュエーションの奇抜さとプロットと、テンポのよいストーリー展開とで読ませることに著者が腐心したのだろう。
本書は、一般の警察小説のような、犯罪者対捜査陣といったクライムノベルとはまた違った印象を与えてくれる、スリルとサスペンスに満ちたポリス・フィクションである。

