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■読者の評価
おすすめ度平均
緊張感がなかった おすすめ度
トライアルと宝石盗難事件、二つのイベントが同時発生したことにより、予想以上の妨害工作があったり、銃撃戦があったりとストーリとしてはおもしろかった。ただ、トライアルに拳銃などの武器を持ち込んでいるにも関わらず、読み手側にはその緊張感が伝わってこなかったのが残念だった。他にも様々な機能を兼ね備えた直列自走型警備ロボットとの戦いも大した見せ場もなくあっさり片付いてしまったり、丹羽が苦労して手に入れた写真を使用しなかったりと期待はずれな部分が多かった。
現代風冒険小説 おすすめ度
主人公はセキュリティ会社の社員。その会社が賞金を賭けて自社のセキュリティ・システムを破るトライアルを開催する。賞金額はなんと1億円。大学時代の友人に誘われ、その社員はトライアルに参加する。着々と準備は進み、本番に向けて緊張感も高まっていく。冒険小説ではあるが、このあたりはクライム・ノベルの雰囲気。
しかし、そこから物語は複雑になる。主人公の2人に普通でない過去があることが明らかになる。2人はそれぞれ、ある思惑を抱いてトライアルに参加したのだ。トライアルには、なぜかプロの泥棒も参加する。彼らにはまた別の目的があった。そしていよいよトライアルが始まる―。
前置きだけで実に166ページ。しかし、アクションシーンやクライム・ノベル的な要素も組み込まれていて、飽きずに読ませる。軽妙な語り口と会話も悪くない。そしてトライアルが始まってからは、冒険小説にふさわしく、知恵比べあり、アクションありで楽しませてくれる。
冒険小説。この響きは、いつも男(特に少年)を引きつけてやまない。トム・ソーヤの冒険、ロビンソン・クルーソー。私たちはその本を手にし、つかの間のバーチャル・リアリティの冒険活劇を満喫する。山を越え、海を渡り、大金を手に入れ、いろいろなスリルとサスペンスに満ちた世界を駆け抜ける。優れた冒険小説は、私たちを未知の世界へいざなってくれる。そこでひととき、人は夢を見て、明日の現実に戻る活力を取り戻すのだ。この作品は、まさしくそんな力を持つ物語のひとつである。
しかし、そこから物語は複雑になる。主人公の2人に普通でない過去があることが明らかになる。2人はそれぞれ、ある思惑を抱いてトライアルに参加したのだ。トライアルには、なぜかプロの泥棒も参加する。彼らにはまた別の目的があった。そしていよいよトライアルが始まる―。
前置きだけで実に166ページ。しかし、アクションシーンやクライム・ノベル的な要素も組み込まれていて、飽きずに読ませる。軽妙な語り口と会話も悪くない。そしてトライアルが始まってからは、冒険小説にふさわしく、知恵比べあり、アクションありで楽しませてくれる。
冒険小説。この響きは、いつも男(特に少年)を引きつけてやまない。トム・ソーヤの冒険、ロビンソン・クルーソー。私たちはその本を手にし、つかの間のバーチャル・リアリティの冒険活劇を満喫する。山を越え、海を渡り、大金を手に入れ、いろいろなスリルとサスペンスに満ちた世界を駆け抜ける。優れた冒険小説は、私たちを未知の世界へいざなってくれる。そこでひととき、人は夢を見て、明日の現実に戻る活力を取り戻すのだ。この作品は、まさしくそんな力を持つ物語のひとつである。
登場人物が魅力的でない おすすめ度
第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作ということで、
思いっきり期待しすぎたせいか、ちょっと期待はずれ。
いや、おもしろくないってことはないです。
設定はいいんですよ。
だけど、登場人物が魅力的でないというか、
魅力的なはずなのに、それが感じられないと言うか。
まあ、中古の値段なら、読んで損はないかと思います。
思いっきり期待しすぎたせいか、ちょっと期待はずれ。
いや、おもしろくないってことはないです。
設定はいいんですよ。
だけど、登場人物が魅力的でないというか、
魅力的なはずなのに、それが感じられないと言うか。
まあ、中古の値段なら、読んで損はないかと思います。
迫力無し、説得力無し おすすめ度
このミス大賞受賞作であり、期待して読んだのだが、読書中止にしたくなるような内容でした。
セキュリティを破る競争をするということ自体もあまり魅かれなかった。
しかしながら、大賞受賞ということは、その筋道にどんでん返しや驚きがあるのだろうと信じて読み進めたのですが、その気持ちは裏切られました。
シリアスなものにしたいのか、コメディに持ち込みたいのか。内容的にはとても漫画チックで、コメディに持ち込みたいのなら多少わかりますが、それでも中途半端です。色を明確に打ち出さなければ、迫力は感じないし、説得力もありません。
要するに、何なの?
セキュリティを破る競争をするということ自体もあまり魅かれなかった。
しかしながら、大賞受賞ということは、その筋道にどんでん返しや驚きがあるのだろうと信じて読み進めたのですが、その気持ちは裏切られました。
シリアスなものにしたいのか、コメディに持ち込みたいのか。内容的にはとても漫画チックで、コメディに持ち込みたいのなら多少わかりますが、それでも中途半端です。色を明確に打ち出さなければ、迫力は感じないし、説得力もありません。
要するに、何なの?
もっとドキドキしたい おすすめ度
面白い構成だと思います。しかしその構成が十分にストーリーに生かされているかといえば、そうとは思えません。登場人物の個性が描かれていない。たとえば、ダブルエージェントの中井はもっと面白い役割を示すことが出来たのに結局、放置されています。また、盛り上がりが不十分で、読んでいて「もっと興奮したいのに」と思わざるを得ませんでした。

