チーム・バチスタの栄光
作者 海堂 尊
価格 1,680 円
出版社名 宝島社
出版年月 2006/01
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東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門チーム「チーム・バチスタ」を作り、次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。

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■読者の評価     おすすめ度平均

最低       おすすめ度
自分の身内にバチスタ手術を受ければ助かったかもしれない人がいるので、読んでいて無性に腹がたった。
現役の医者でしょ?なのになんでこんなに患者を馬鹿にした目線で物語を書けるんだろうか?
本人の患者に対する考え方が如実に出てますね。最低。
そもそも、手術する医者が何らかの障害があっちゃダメでしょ?いくら架空の話だからと言っても常識から逸脱しすぎだと思う。

もうこれ以上調子に乗って小説を書いてほしくないです。
文才ないんだし、医者なら本業をもっと頑張れよ。
まっこんなくだらない小説が書ける程度の医者でしかないんだろうけど、、、、。
この作者の前でこの本をビリぶりに破きたい気分です。


白鳥が好きになれなかった       おすすめ度
私も医者ですが、話題になっている作品なので一度は読んでおこうと思い、手に取りました。

……が、白鳥というキャラが全く好きになれなかった!
むしろ、彼の言動の一言ひとことにムカついて、彼の登場以降は全く楽しめなかった。
彼の人を小馬鹿にした態度、言動のどこが魅力的なんだろう?

同じようなキャラクターは図書館戦争シリーズで有名な有川浩さんの作品にも必ず出てくるが、
そちらは不遜な態度を取りながらも、かっこよくて、胸がスカッとする。
それに比べて、白鳥に対しては怒りばかりがこみ上げてきた。
(特に大友さん以降の事情聴取のところ。なんであんなに偉そうなんだ…)


また、術中死のことを医師免許を持つ白鳥や桐生が「殺人」「人殺し」という場面があるが、
現役の医師である作者がそういう言い方をするのに幻滅した。

おりしも明後日8月20日に産婦人科医が逮捕された大野事件の判決が出るが、
リスクの高い手術の結果、患者さんが亡くなったことを「殺人」と言われては
そもそも医療は成り立たない。医者は神ではないのだ。

それを、同じ医療者側の人間があたかも術中死を「人殺し」と表現するのは非常に不愉快だった。
(この作中では、明らかに"殺人"であった手術以外のアメリカでの術中死も「人殺し」と形容している)

リアリティ云々はフィクションなのでどうこう言うつもりはないが、
キャラクターとしての白鳥が全く好きになれなかった。
自分のこの作品に対する評価は、この一点に尽きる。
(逆に、白鳥を好き!という人は彼のどこに魅力を感じるのかがよくわからない…)


白鳥のキャラクター好きになれなかった       おすすめ度
大絶賛のミステリ大賞作品だったので楽しみに読んだが、個人的には白鳥のキャラクターがどうにも好きになれなかった。前半の田口が中心にバチスタチームにヒアリングをして術死の謎を解いていくところは楽しくすらすら読めたのだが、後半に白鳥が絡んできてから、パッシヴフェーズ、アクティブフェーズといった話になった途端、説明がくどくなった。相手を怒らせて本心を探るといったやり方はよいと思うが、あまりにも白鳥の個性が強すぎてなじめなかった。ただ、バチスタチームリーダの桐生の人間性は非常に好感がもてたこと、田口先生の診察室の独特の雰囲気、術死の謎を解明する部分は緊迫感があっておもしろかったこと、問題を解決した後のマスコミ対策も十分楽しめたこと等を考えるとよい作品だったと思う。


1キャラクターのみ魅力的       おすすめ度
『孤高のメス』全6巻を読み終えた後に読んだたため、
内容が稚拙且つ非常に薄っぺらく感じた。
この本で光る部分といえば超人的キャラクターともいえる白鳥某のみで、
読み進める内に明らかとなる犯人の描き方がとにかく淡泊過ぎる。
主人公もこれに然り。

映画は未だ見ていないが、原作よりはまだマシなんだろうと感じる。


医師でありながら、商業作家ペースの生産力に脱帽       おすすめ度
話の内容はTVドラマチックですが、読みやすく、犯人も意外性があり、無理なくまとまっていてよかったです。登場人物のキャラがしっかりしているところが、好感を持てます。私はこの作品しかよんでませんが、続々と作品を発表されるその生産力に驚かされます。結構、文章は好きなので文庫になったら、ほかの作品も読んでみたいです。