永遠の出口
作者 森 絵都
価格 1,470 円
出版社名 集英社
出版年月 2003/03
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    本屋大賞 2004年   受賞
私は〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった――。友情、秘密、家族、恋…10歳から18歳まで、揺れ動く少女の思春期。昭和50〜60年代を背景に、新鋭がリリカルに描く長編。著者初の大人向け物語。

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■読者の評価     おすすめ度平均

かつて子供だった親たちに読んでもらいた一冊。       おすすめ度
「子供の世界はある面、大人の世界より残酷で手厳しい。融通が利かないだけに他人を許せず、怒りも喜びもストレートなぶん、その矢はまっすぐ突き刺さる。」
「結局のところ、なんだかんだと強がりながらも、私はまだまだ子供だったのだ。だから堅物でも、物分りが悪くても、話が通じなくても、うっとうしくても、それでもやはり両親には正しい人でいて欲しかった。」
「正義であって欲しかった。法律違反などという影のイメージからはかけ離れた聖域にいてほしかったのだ。」
「あなたはお姉ちゃんだから、と理屈で教育を受けてきたせいだろうか。長男長女は比較的粘着質というか、気が済むまで物事を追及するタイプが多いように思える。下の子は弱肉強食で生きてきたので、あきらめが早い。」
なるほどなあ〜と思った作中の文章です。


積み重ね       おすすめ度
人は人と関わって生きてる。
それが楽しい時もあれば、
煩わしい時もある。
人と交わることが、うまくいってるようでも
実は歯車をごまかしているだけだったり、
うまくいかないことが、あとあとに心を育てていたり。

人との関係も、
自分との向き合いも、
一朝一夕でできるものじゃなくて、
積み重ねなんだよね。

そんなことを伝えてくれる一冊。

いろいろあるよね。
どの年齢にも、その年齢なりのいろいろが。

姉ちゃんの性格の悪さは読んでてもムッとしたけれど。


同じリアル路線なら・・・       おすすめ度
姫野カオルコの「ツイラク」のほうが好きだなぁ。男性にはちょっときついかも。


共感できるというだけで終わらない       おすすめ度
それぞれの年代の心理描写がとてもうまく、また「そのころには分からなかったけど今思えば…」という書き方もとても自然。読む人の年齢によってきっと違った面が印象に残ると思います。私は、最終章の主人公の年齢よりも少し上ですが、子供の頃の不安な気持ち、苦い思い出、隣りあわせだった危険をありありと思い出し(過去の何とかクリアーできたハードルばかり思い出すのはどうしてでしょうか?)自分がいとおしくなりました。


主人公と同世代です。       おすすめ度
どうやら私は主人公と同世代のようです。
生きてきた時代背景が自分と重なりました。
また、物語に出てくる地名も
千葉県民の私には馴染み深く
共感できました。
今の私がこうあるのも
小学校・中学校・高校と
その都度色んな経験があるからなんだと
改めて思いました。