犯人に告ぐ
作者 雫井 脩介
価格 1,680 円
出版社名 双葉社
出版年月 2004/07
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    第7回 大藪春彦賞   受賞
    本屋大賞 2005年   受賞
犯人よ、今夜は震えて眠れ-。連続児童殺人事件。姿見えぬ犯人に、警察はテレビ局と手を組んだ。史上初の劇場型捜査が始まる! 『小説推理』連載に加筆、訂正して単行本化。

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■読者の評価     おすすめ度平均

劇場型捜査という新しい形       おすすめ度
劇場型捜査という新しい形での犯人に対する呼びかけ、そこからの証拠採取だけでなく、マスコミとのやりとり、女性の気を惹くための捜査情報の漏洩等、細かい点も描かれていてとてもおもしろかった。読んでいて全然飽きず一気に読んでしまった。ちょっと残念だったのがダメ刑事小川の出番だった。ちょっとしか出ていないにも関わらず最期の最期で重要な役回りを演じていたが、その布石がちょっと足りない気がした。


文句なく星「6つ」です。必読。       おすすめ度
単行本が刊行されたのが2004年の7月、もう3年も前のことらしい。
文庫化もされ、映画化も決まり、売れに売れているらしい本作品。
いまさらながら、一気に読ませて頂いた。

以前に氏の著作『火の粉』を読んだ時点で、ストーリーテリングの
上手な作家さんだなあという印象があり、この作品でもその上手さが
なお一層際立っていた。
文句なく星5つ、いや、星6つにさせて頂きたい。面白すぎる。

「劇場型犯罪には劇場型捜査を」
主人公である捜査官巻島と、姿の見えない犯人=自称「デッドマン」。
単なる二人の対決を描いただけではなく、つまるところ、
巻島 vs 上司の植草課長、vs 曾根本部長、vs 画面の向こうの視聴者、
vs 6年前の因縁。

巻島を中心としたそんな対決軸が、ときにゆっくりと、
ときに急流のごとく展開されていく。
そして「脇役」と簡単に表現してしまうには惜しい魅力的な
登場人物の面々。
巻島の家族も然り、忠実な部下である本田や津田長、
引きのいい「チョンボ」こと小川かつお。
彼らが、この決して短くはない物語を存分に演出してくれる。

久しぶりに、読み終えた瞬間にもう一度読み返したくなる
本に出会った。ここ数年で一番の傑作。
トヨエツが主役を張るらしい映画も是非見てみたい。

このレビューを読んでいる貴方に告ぐ。必読。


面白かった!       おすすめ度
雫井氏の作品ははじめて。
映画化、単行本化などでザワツキはじめ、読んでみたのですが、読みやすく展開も速く、1日半で読みきりました。
さっくりとした書き方なので、クライマックスをもっと表現してほしかったけど、最近読んだ小説ではベスト!
とよえつさんえをイメージして読みましたが、はまり役ではないでしょうか。映画も期待。


最近では一番       おすすめ度
神奈川県警の警視,巻島史彦は県警本部捜査一課の特殊犯係の管理官である。赴任2年目の7月幼児誘拐事件が発生した。警視庁との合同捜査の中犯人に引き回された挙げ句,目の前で犯人を見逃したばかりか,被害者の幼児も殺害される・・・

物語は,上記の事件を責任から左遷された巻島が,その5年後に発生した連続幼児殺害事件の特別捜査官として県警本部でマスコミを使った劇場型捜査の陣頭指揮をとる話が本筋となる。最近読んだ本の中では群を抜いて面白い話であった。始めの誘拐事件の場面では昔読んだ小説を彷彿させる場面もあり既視感をもったが,その6年後に県警に再登場する巻島の描写の印象的な場面から,物語は急展開,マスコミを利用した捜査から,獅子身中の虫そして,6年前の誘拐事件との絡みと様々な要素を取り込み物語が進んでいく。やや中だるみする場面も感じられたが,読み終われば,それも後半の物語の一気の終末へ向けてのものであった。それぞれの登場人物も印象的であり,登場場面は少ないが津田長などは渋いキャラで特に印象的であった。


犯人が存在感薄いんです       おすすめ度
大変長い話なんですが、とにかくテンポがよくて、するするするって読めます。

なんか、映像になること基本に書いているのかなぁ。

すごく、劇画チックというか、ドラマ風というか。

キャリア組のアホ課長の嫌らしさとか、なんか登場人物がみんな「ステレオタイプ」なのが、

ちょっと軽いかなと思いつつも、楽しめました。

あ、その割りに「犯人」がね。あまり存在感ないのよね。

それがちょっと残念といえば残念。