さくら
作者 西 加奈子
価格 1,470 円
出版社名 小学館
出版年月 2005/02
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    本屋大賞 2006年   受賞
スーパースターのような存在だった兄は、ある事故に巻き込まれ、自殺した。誰もが振り向く超美形の妹は、兄の死後、内に籠もった。母も過食と飲酒に溺れた。僕も実家を離れ東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾に桜の花びらをつけていたことから「サクラ」となづけられた年老いた犬が一匹だけ――。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、何かに衝き動かされるように、年末年始を一緒に過ごしたいとせがむ恋人を置き去りにして、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏の余白に微弱な筆圧で書かれた家出した父からの手紙が握られていた――。

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■読者の評価     おすすめ度平均

心に残るお話       おすすめ度
幸せだったあの頃・・

幸せは身近にあるということを教えてくれる
心温まる本です。




774       おすすめ度
ストーリーはともかく、描写に使う表現において言葉を飾りすぎていて
最後まで馴染めませんでした。無理して言葉を美化しようとしてる感じがして
かえって臨場感に欠ける感じがしました。


なぜこれが売れるのか       おすすめ度
いろんなキャラクターを描くのが楽しかったんだろうなっていうのは伝わってくるけど、それだけじゃ小説にならないよなと思った。
前半の、家族が幸せだったころの場面、幸福さを表す描写がこれでもかと出てきたが、どれも鼻につく表現でいらいらした。表現力の無さを隠すために、近親相姦とか同性愛とか自殺とかをてんこもりにして、展開だけでも起伏をつけようとしたのかなと思った。


いまいち       おすすめ度
 こういう泣かせの小説は苦手です。悪いやつが一人も出て来ない。そんなきれいなばっかりの人間って、私にとっては魅力ない。っていうか、そんな奴、いねーよ、と思う。セックスとかもやたらきれいに描かれているし。全然、まったく関係ないのですが、「ハッシュ!」という小説を読んだ後だったので、余計に比べてしまいました。(映画化もされたゲイの男二人と、一人の女の話)
 結構長い話ですが、無駄な部分、多くないですか? 最初の方、とばしとばしで読みました・・。
 だけど、この小説読んで、泣かない人っているんですが!? 泣くのは無駄な体力使うし、泣けたからいい作品なわけはまったくないのですが、ただ文字が見えないぐらい泣けました。っていうか、死ぬ=涙、は小説や映画では当たり前すぎて、もう読む前から、はいはい、泣きますよーって感じ。そういう重いテーマを取り上げながら、喜劇のような笑える小説みたいなものを読んでみたいですね。


文学作品と言えるのか疑問       おすすめ度
結論から言うと、私には合わなかった。小説の世界には現実にはありえないことが
たくさんある。そのことを充分認識して読んでも、何か違和感を感じずにはいられ
なかった。日常のさまざまな描写も、思いつくままにダラダラと書いた脈絡のない
言葉の羅列としか思えない。とにかく無駄な描写が多すぎて、なめらかに読むことが
できなかった。家族の人物像の設定もまるでマンガの世界のようだ。読者を感動
させようとする作者の気持ちは感じられるが、メリハリのない作品で読後感もいまいち
だった。