死神の精度
作者 伊坂 幸太郎
価格 1,500 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 2005/06/28
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    第57回 日本推理作家協会賞   受賞
    本屋大賞 2006年   受賞
「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化。

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■読者の評価     おすすめ度平均

自分はいつ死ぬのだろう・・・。       おすすめ度
短編小説と思って読みすすめると・・・やられます(笑)

死神と聞くと、鋭い判断力をもっているように聞こえるが、
実際のところは“たいして考えていない” というのがこの本の面白いところ。
死神は人間の作った音楽を聞きたくて、大喜びで人間社会に現れ、たいした考えもなしに、早々と「上層部の判断どおり“死ぬべき者でした”」と連絡をし、死を見届けるまでの残りの時間を、音楽を聞いて楽しむというのだから、笑ってしまう!!! 
おぬしはアルバイトか!!!(ツッコミ)

善良な人間だが若くして死ぬ人、夢なかばで事件にまきこまれて死ぬ人・・・など、
その裏に、死神の適当な判断が関係しているのかと思うと、理不尽さに腹立たしくなるが、死神が関わったところで、自分がいつ死ぬのかを 前もって知ることはできないのなら、何歳で死ぬことになっても、結局“死に対する心構え”は変わらないのかもしれない。

『自分は平均寿命あたりで死ぬ』なんて勝手にと思いこんで、いろんなこと先送りせず、どう生きるかをもっと真剣に考えなくてはいけないのかもしれない。
ちょっと・・・反省した。



ウワ!!!!       おすすめ度
「何だこれ、すごいなー」という読後の爽快さがありました。
死神とか聞くとなんか気分の悪くなる僕ですか、この作品の「死神観」みたいなものにハマってしまいました。

彼の作品は「読むロック」です。


もうちょっと捻って欲しかった       おすすめ度
長編なんだろうな〜と思って買ってみたら短編集!
正直、??がつく話もありますが全体的な流れは凄くいいです
最後の話を読んで、「やられた」って思いました。


淡々と仕事をこなす死神が、読者の心をつかむ       おすすめ度
連作短編、というのか、短編がどこかでつながっているというタイプの作品だ。主人公は死神。
死神は死が決まっている人の調査、その人が死んでもOKか最終確認をするのが仕事だ。
彼は淡々と仕事をこなし、人間には興味が無い。CD屋で、音楽を試聴するのが好き。
人間くさくないような、とっても人間くさいような、興味深い人物(?)だ。
彼が見つめる、「死を間近にした人たち」がまたリアルで、さすが伊坂幸太郎、と思える。6編のつながり方も「ううむ、そう繋がるのか」と関心することしかり。
死に神なんだから当たり前なんだけど、時間を超えてるあたりが「やられた」感じ。

伊坂幸太郎には、篠田節子のような「衝撃的ヘビーな大作」でなく、さらっとしてるのに面白くてたまらなく、ほろりと来る。
ってのを求めているので、今回、期待通りの感じだった。
やっぱり、この人は上手い。
 
ちなみに、死神役は私の中ではジョニー・デップなんだけどどうでしょうか?
そこはかとなく、怪しいイメージが。


面白い       おすすめ度
とても読みやすく、面白いです。
ただ、最後の物語は無理矢理まとめた感があるような・・・。
ちょっと興醒めしてしまいました。
旅路を死神が一番良かったです。
星5つにしたかったけど、最後が・・・という点で
4つにさせてもらいます。