グラン・ギニョール城 (ミステリー・リーグ)
作者 芦辺 拓
価格 1,785 円
出版社名 原書房
出版年月 2001/11
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グラン・ギニョール城に集った老若男女は、所有者の親族と友人、知人たち。それぞれが腹にいちもつを抱えているかのように、アマチュア探偵ナイジェルソープには映っていた。そこへ突如としてあらわれた謎の中国人、そしてやがて雷鳴とともに事件が…。いっぽう、ところかわって森江春策は、たまたま乗り合わせた列車内で起こった怪死事件に巻き込まれていた。被害者は息を引き取る直前、たしかに言ったのだ。「グラン・ギニョール城の謎を解いて…」と。森江はわずかなヒントと手がかりをもとに、やがて導き出されたグラン・ギニョール城へと向かうことになるのだが…。本格探偵小説。

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■読者の評価     おすすめ度平均

狙いは成功、トリックは薄目       おすすめ度
野心作であり、その狙いは成功していると思います(詳細は読んでからのお楽しみということで。)。後書きに示された作者の執筆動機にも、強く賛同します。但しトリックそのものは若干薄味です。それから一点疑問が。物語の中盤以降、客観的には極めて危険な状況に身を置く森江(犯人にとってはさぞや怪しい存在であったはずです。)は、なぜ全く無事でいられたのでしょうか。少し設定を加えるだけで解決できましょう。着想を作品化することを重視する余り、筆を急いだのでしょうか。


面白いが、、、       おすすめ度
よく考えられた構成であり、
強引な展開もないではないが、
それでも納得でき、楽しくよめた。
ただ、後の展開や真相がすぐ読めちゃうのは、
どうなんだろうとも感じた。


意外な展開に息をのむ       おすすめ度
偶然に手にした作品でしたが、読後は大満足でした。
架空の世界と現実の世界が交互に展開していき、最後に行き着く先には意外な真相が待ち受けています。妖しいグラン・ギニョール的な魅力にすっかり引き込まれてしまう作品です。あっ、と驚くような体験をしたい方はぜひ、読んで下さい。お勧めです。


2001年最高のミステリー。       おすすめ度
芦辺先生の作品は、ご縁があり最近読み始めたのですが
2001年に発刊された他の作者さん達を押し退けて
『グラン・ギニョール城』が「内容・質・その他諸々」
最高の出来だと思いました。僭越ながら、
芦辺先生には、これからも素晴らしい作品を生み出して
頂きたいと思います。


雰囲気たっぷり       おすすめ度
作中作と現実(森江春策がいる世界)が交互に書かれて、なかなか話に入り込めなかったけど、読み進めて行くと、おお! こうなるのか、と一気に集中。目次をしっかり見ておけば判った事でした。いつもながら、本格ミステリ・探偵小説の王道を行く、芦辺さんの作品。今回も、期待を裏切らない出来です。