流れ星と遊んだころ
作者 連城 三紀彦
価格 1,785 円
出版社名 双葉社
出版年月 2003/05
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酒場で出会った風変わりな男が持つスターの素質に惚れ込んだ芸能マネージャー・北上は、その男をスターにするべく奔走するが…。男たちの最後の夢を賭けたドラマがいま始まる。

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■読者の評価     おすすめ度平均

スター誕生       おすすめ度
なんとも内容が推測しにくいタイトルなのですが、本作は恋愛小説ではなく、まっとうな(?)ミステリー小説です。

俳優とマネージャーを中心にした物語ですが、単純なドラマというより、そのそれぞれの野心や思惑が、話が進むにつれツイストして行く眩暈感、それはは連城三紀彦ならではの醍醐味です。

殺人が起こるわけでも探偵が出て来るわけでもありませんが、大ネタがしっかりと中盤に1発仕掛けられています。
ラストではなくここにあることによって、本作がそんな仕掛けよりも人間の思惑による騙し合いや駆け引きこそがミステリーである、という作者の意図が明確に現れているように思えます。



種も仕掛けも・・・       おすすめ度
芸能界を舞台に、新人の中年の俳優・秋場俊作が瞬く間に「星」となり、そして「流れ星」となっていく。秋場がいかに「星」となるか、それを、彼を発掘したマネージャーの目を通して描いた作品。

ネタバレしないようにストーリーだけ書いてしまうと、ありきたりな作品であるかのようだが、それは作者の作品のこと、種も仕掛けも隠されている。秋場がデビュー前に起こした「事故」を告白するあたりから、作品は急速に展開する。

2004年このミス9位



入れ子の箱あるいは合わせ鏡のような。       おすすめ度
 本の紹介の謳い文句に惹かれて読んだのですが、どこまでいっても主な登場人物達が、名前が入れ替わったり、抱くの抱かれるのの関係が煩雑でした。逆にそれが、この作品の張りつめるだけ張りつめた緊張感を醸しだしているのですが。どうなって行くのか?何処に繋がっていくのか?と、ずっとこちらの神経を試されているような感じでした。北上が秋葉をスターにするために、ものすごく尽力するのはわかるのですが、入れ子になった箱というか合わせ鏡のようで、混乱してしまいました。謎解きのトリックにはあっ!と言わされましたが、心ゆくまでというふうに楽しめませんでした。


精密に計算され尽くしたトリックにアッと言わされた       おすすめ度
大スター花ジンこと花村陣四郎のマネージャー北上梁一は、花ジンに代わり、横浜で知り合った、美人局の秋葉一郎をスターにしようと考える、北上と秋葉とそしてその恋人鈴子のおかしな関係がスタートする、1人称と3人称を計算して使い分け書き上げるスター誕生物語、精密に計算され尽くしたトリックにアッと言わされた