第3回
(1936年上半期)
        
城外

小田 嶽夫(著)      
 

第2回
(1935年下半期)
        
該当作品なし

第1回
(1935年上半期)
         蒼氓
石川 達三(著)   埼玉福祉会 (2001/01 発行)
【定価】 3,360円
日本が貧しかった時代、人々は少しでも良い暮らしを求めてブラジルに旅立った。「海外移民収容所」「渡航用品廉売店」「移民会社」など今は存在しない言葉が出てくると1930年代の話だと気づくが、庶民が少しでも良い暮らしを求めて懸命に努力する様は今に通じるものを感じる。上巻では移民たちのはやる気持ち、新しい生活への期待と不安、もう引き返せないという切ない気持ちが混ざり合い、何ともいえない物憂さが表現されている。いつの時代の人間も同じような状況には同じような気持ちを抱くのだと本書を通じて気づかされた。

(1975年下半期)         
岡松 和夫(著)   文藝春秋 (1986/07 発行)
【定価】 357円
終戦の年、北九州の地で国民学校の6年生だった主人公は、志賀島に海洋訓練に行き、軍隊の苛酷さの片鱗をかいま見る―激動の時代の流れにほんろうされるひよわい少年たちを描いて第74回芥川賞を受賞。

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