第76回
(1976年下半期)
        
該当作品なし

第75回
(1976年上半期)
         限りなく透明に近いブルー
村上 龍(著)   講談社 (1976/01 発行)
【定価】 1,260円
麻薬とセックスに明け暮れるスキャンダラスな青春を題材に、陶酔と幻覚の裏の孤独を描く詩的情感と清潔な感受性。24歳のきらめく才質が創る衝撃の“青春文学”。

第74回
(1975年下半期)
        
中上 健次(著)   文藝春秋 (1978/01 発行)
【定価】 490円
紀州の山と川と海に閉ざされた土地で、逃れがたい血の桎梏にもがく青年"秋幸"の内なる滾りと切なる叫び―。血縁地縁の深みを照らし、独自の文学世界を切り拓いた芥川賞受賞作。

第73回
(1975年上半期)
         祭りの場;ギヤマンビードロ
林 京子(著)   講談社 (1988/08 発行)
【定価】 1,260円
如何なれば膝ありてわれを接(うけ)しや──長崎での原爆被爆の切実な体験を、叫ばず歌わず、強く抑制された内奥の祈りとして語り、痛切な衝撃と深甚な感銘をもたらす林京子の代表的作品。群像新人賞・芥川賞受賞の「祭りの場」。

第72回
(1974年下半期)
        
阪田 寛夫(著)   文芸春秋 (1984/01 発行)
【定価】 315円
肩を骨折しながらも礼拝のオルガンを弾き続けて母は倒れた。闘病から死までの母を描き、その魂のありかを求める芥川賞受賞作。

第72回
(1974年下半期)
         あの夕陽
日野 啓三(著)   講談社 (2002/10 発行)
【定価】 1,260円
『あの夕陽』。タイトルは普通すぎて何のひねりもありません。内容もごく普通の日常を描いていてこれといったひねりはありません。でもこのタイトルが、作品の内容から雰囲気からすべてを象徴していて、それでこそ第三の新人世代の面目躍如といったところかもしれません。内容は、主人公に女ができて、夫婦が離婚へと向かっていく過程を描いたもの。ありきたりといえばありきたり。普遍的といえば普遍的。特徴は何といっても、タイトルに代表されている通りの全体的なけだるさ、やるせなさです。その辺が時代を感じさせて、ある意味新鮮でもあります。西日の差し込む安アパートに住み、銭湯に行き、男は会社の歯車として家庭をあまり顧みずに働く。この辺りの描写はかなりいい味が出ています。等身大の主人公、等身大の文章、等身大のタイトル……とにかく地味です。万人にオススメできるものではなく、ある意味マニアック好み、またはクロウト好みですかね。

第71回
(1974年上半期)
        
該当作品なし

第70回
(1973年下半期)
        
森 敦(著)   河出書房新社 (1974/03 発行)
【定価】 1,680円

第70回
(1973年下半期)
         草のつるぎ・一滴の夏―野呂邦暢作品集
野呂 邦暢(著)   講談社 (2002/07 発行)
【定価】 1,365円
「言葉の風景画家」と称される著者が、硬質な透明感と静謐さの漂う筆致で描く青春の焦燥。生の実感を求め自衛隊に入隊した青年の、大地と草と照りつける太陽に溶け合う訓練の日々を淡々と綴った芥川賞受賞作。

第69回
(1973年上半期)
        

三木 卓(著)      
 

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