第141回
(2009年上半期)
         終の住処
磯崎 憲一郎(著)   新潮社 (2009/07/24 発行)
【定価】 1,260円
妻はそれきり11年、口を利かなかった――。 30を過ぎて結婚した男女の遠く隔たったままの歳月。ガルシア=マルケスを思わせる感覚で、日常の細部に宿る不可思議をあくまでリアルに描きだす。過ぎ去った時間の侵しがたい磐石さ。その恵み。人生とは、流れてゆく時間そのものなのだ――。小説にしかできない方法でこの世界をあるがままに肯定する、日本発の世界文学! 第141回芥川賞受賞作。

第140回
(2008年下半期)
         ポトスライムの舟
津村 記久子(著)   講談社 (2009/02/05 発行)
【定価】 1,365円
お金がなくても、思いっきり無理をしなくても、夢は毎日育ててゆける。世界一周の費用と年間手取り給が同額だと気づいたナガセは、働く目的として執拗なまでの節約を試みるが…。第140回芥川賞受賞作。

第139回
(2008年上半期)
         時が滲む朝
楊 逸(著)   文藝春秋 (2008/07 発行)
【定価】 1,300円
梁浩遠と謝志強、2人の中国人大学生の成長を通して、現代中国と日本を描ききった力作。デビュー作「ワンちゃん」で第138回芥川賞候補になった在日中国人作家、注目の最新刊。

第138回
(2007年下半期)
         乳と卵
川上 未映子(著)   文藝春秋 (2008/02/22 発行)
【定価】 1,200円
娘の緑子を連れて豊胸手術のために大阪から上京してきた姉の巻子を迎えるわたし。その三日間に痛快に展開される身体と言葉の交錯!

第137回
(2007年上半期)
         アサッテの人
諏訪 哲史(著)   講談社 (2007/07/21 発行)
【定価】 1,575円
「ポンパ」などと意味不明の言葉を発する癖がある、ちょっと変わった叔父の実像を描き出す。叔父が残した日記などを引用しながら、失跡した叔父の謎に多層的に迫る。第137回芥川賞、群像新人文学賞受賞作。

第136回
(2006年下半期)
         ひとり日和
青山 七恵(著)   河出書房新社 (2007/02/16 発行)
【定価】 1,365円
人っていやね......人は去っていくからね。 20歳の知寿が居候することになったのは、 母の知り合いである71歳・吟子さん の家。 駅のホームが見える小さな平屋で暮らし始めた私は、キオスクで働き、 恋をし、吟子さんとホースケさんの恋にあてられ、少しずつ成長していく。 選考委員が絶賛した第136回芥川賞受賞作。

第135回
(2006年上半期)
         八月の路上に捨てる
伊藤 たかみ(著)   文藝春秋 (2006/08/26 発行)
【定価】 1,050円
暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。愛していながらなぜずれてしまったのか。現代の若者の生活を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を明るく軽やかに描く芥川賞受賞作!他一篇収録。

第134回
(2005年下半期)
         沖で待つ
絲山 秋子(著)   文藝春秋 (2006/02/23 発行)
【定価】 1,000円
「おまえさ、秘密ある?」住宅設備機器メーカーに入社して福岡支社に配属された同期の太っちゃんと女性総合職の私。深い信頼と友情が育っていく。そして太っちゃんの死。太っちゃんとの約束を果たすべく彼の部屋にしのびこむ。選考委員会で高い評価を得た第134回芥川賞受賞作。

第133回
(2005年上半期)
         土の中の子供
中村 文則(著)   新潮社 (2005/07/26 発行)
【定価】 1,260円
私は土の中で生まれた。親はいない。暴力だけがあった。ラジオでは戦争の情報が流れていた――。重厚で、新鮮な本格的文学と激賞された27歳、驚異の新人の芥川賞受賞作。

第132回
(2004年下半期)
         グランド・フィナーレ
阿部 和重(著)   講談社 (2005/02/01 発行)
【定価】 1,470円
終わり、それとも始まり……神町を巡る物語。 「グランドフィナーレ」という名の終わりの始まり。 毎日出版文化賞、伊藤整賞W受賞作「シンセミア」に続く、 二人の少女と一人の男を巡る新たなる神町の物語。

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