第108回
(1992年下半期)
         犬婿入り
多和田 葉子(著)   講談社 (1998/10 発行)
【定価】 410円
多摩川べりのありふれた町の学習塾は“キタナラ塾”の愛称で子供たちに人気だ。北村みつこ先生が「犬婿入り」の話をしていたら本当に〈犬男〉の太郎さんが押しかけてきて奇妙な2人の生活が始まった。都市の中に隠された民話的世界を新しい視点でとらえた芥川賞受賞の表題作。

第107回
(1992年上半期)
         運転士
藤原 智美(著)   講談社 (1995/08 発行)
【定価】 448円
歯車のように規律正しく、鋼鉄のように強く、電気のようにまっすぐどこまでも行くんだ。ぼくはコンクリートの裏側を疾走しつづける地下鉄運転士。

第106回
(1991年下半期)
        
松村 栄子(著)   福武書店 (1992/02 発行)
【定価】 1,020円
彼女の悲しみを、分かちあうことはできない。私の悲しみも理解されないだろう。でも、寄り添わずにはいられない―。無機質な新構想大学のキャンパスで出会ったエキセントリックなルームメイト。互いの孤独に気付くとき、何かが変わる予感がした。

第105回
(1991年上半期)
        
荻野 アンナ(著)   文藝春秋 (1991/08 発行)
【定価】 1,121円
真っ赤な嘘というけれど。嘘に色があるならば、薔薇色の嘘をつきたいと思う──笑いがはじけ、才気が回転する、大型新人の話題作。

第105回
(1991年上半期)
         自動起床装置
辺見 庸(著)   新風舎 (2005/02 発行)
【定価】 691円
聡とぼくは仮眠室の「起こし屋」。昼間の毒気を吐きながら、養分を貪るように眠るモーレツ社員たちを、うまく目覚めへと導くのが仕事だ。ところがある日、自動起床装置が導入された…。眠りという前人未到の領域から、現代文明の衰弱を衝いた芥川賞受賞作。

第104回
(1990年下半期)
        
小川 洋子(著)   文藝春秋 (1991/02 発行)
【定価】 1,020円
出産を控えた姉に毒薬の染まったジャムを食べさせる妹…。妊娠をきっかけとした心理と生理のゆらぎを描く芥川賞受賞作。

第103回
(1990年上半期)
        
辻原 登(著)   文藝春秋 (1990/08 発行)
【定価】 1,121円
中国奥地を旅する日本人商社マンが、桃源郷の名をもつ村に迷い込んだ。そこで彼は、村の名前からは想像もつかない奇怪な出来事にであった。謎の溺死体、犬肉を食らう饗宴…。桃花の薫りがする女に導かれるように村の秘密へと近づき、ついに彼が見た真の村の姿とは。話題の芥川賞受賞作。

第102回
(1989年下半期)
        
滝沢 美恵子(著)   文藝春秋 (1990/03 発行)
【定価】 1,121円
わずか三歳で、ロスアンジェルスから一人で日本に送られた恵里子。実の母に捨てられたショックで一時的な失語症に陥ってしまうが、ある日、隣の「ネコババ」の家で突然言葉を取り戻す。生みの親よりも「本当の家族」となった祖母と叔母に育てられた多感な少女が観た人間模様を描く芥川賞受賞の表題作。 

第102回
(1989年下半期)
        
大岡 玲(著)   文藝春秋 (1990/03 発行)
【定価】 1,121円
稀代の頭脳を持った人間嫌いの青年が、コンピュータを駆使して大衆を操ろうと企てた時……。現代を撃つ話題の俊秀の芥川賞受賞作。

第101回
(1989年上半期)
        
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