第25回
(1972年)
         樹影
佐多 稲子(著)   講談社 (1988/02 発行)
【定価】 1,365円
被爆地長崎。敗戦後3年目の夏、華僑の女柳慶子と画家麻田晋は出遭った。原爆病に脅かされる二人はいたわり合い、自らの生を確かめるように愛し合い、十数年の苦痛の果てに死んで行った。著者の故郷長崎の、酷く理不尽な痛みを深い怒りと哀惜をこめて強靭に描く。原爆を告発した不朽の名作。

第24回
(1971年)
         絵合せ
庄野 潤三(著)   講談社 (1989/06 発行)
【定価】 1,155円
グリム童話が不思議に交叉する丘の上の家。“姉がひとり、弟が二人とその両親”――嫁ぐ日間近な長女を囲み、毎夜、絵合せに興じる5人――日常の一齣一齣を、限りなく深い愛しみの心でつづる。

第23回
(1970年)
         漱石とその時代
江藤 淳(著)   新潮社 (1970/08 発行)
【定価】 1,995円

第23回
(1970年)
        
吉田 健一(著)   岩波書店 (1994/10 発行)
【定価】 581円
ヨーロッパとは何か.我々は誤解を重ねてきたにすぎない――ヨーロッパがヨーロッパとしての性格を完成した十八世紀,堕落に転じた十九世紀,そして再生の季節としての世紀末を論じた本書は,その比類ない歴史感覚でそれまでのヨーロッパ観,世紀末観を根底から覆した.著者円熟期の最も薫りたかい果実である。

第22回
(1969年)
         甲乙丙丁
中野 重治(著)   筑摩書房 (1996/10 発行)
【定価】 8,820円
戦後二十年たった日本の革命運動の転回点で、共産主義運動、民主主義文学運動にかかわる人間群像を描いた大作。長い文学・政治活動の経験に基づき、革命運動のさまざまな問題をえぐりだす。

第21回
(1968年)
        
河上 徹太郎(著)   中央公論新社 (1979/01 発行)
【定価】 399円

第20回
(1967年)
        
好きな女の胸飾り

舟橋 聖一(著)      
 

第20回
(1967年)
        
贋の偶像

中村 光夫(著)      
 

第19回
(1966年)
         黒い雨
井伏 鱒二(著)   筑摩書房 (1998/12 発行)
【定価】 6,510円
一瞬の閃光とともに焦土と化したヒロシマ。不安な日々をおくる閑間重松とその家族…彼らの被爆日記をもとに描かれた悲劇の実相。原爆をとらえ得た世界最初の文学的名作。

第18回
(1965年)
         一個その他
永井 龍男(著)   講談社 (1991/03 発行)
【定価】 1,103円
野間文芸賞、芸術院賞両賞受賞の短篇集『一個その他』から、世評高い作品集『カレンダーの余白』『青梅雨その他』『雀の卵その他』、そして川端賞受賞の『秋その他』に至る短篇の名手・永井龍男。その晩年の短篇集の中から、「一個」「蜜柑」「杉林そのほか」「冬の日」「青梅雨」「雀の卵」そして名品中の名品「秋」など14篇の短篇の冴えを集成。

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