野間文芸賞(のまぶんげいしょう)は講談社初代社長、野間清治の遺志により設立された財団法人野間文化財団が、1941年から設けた文学賞で、1946年から1953年まで休止されたこともあるが、基本的に以降年一回発表されている。
当初はその業績に応じて作家個人に贈られていたが、現在では基本的に中堅以上の作家の小説・批評作品に対して贈呈されている。
新人に対しては野間文芸新人賞、児童文学に対しては、野間児童文芸賞が存在する。
受賞は選考委員の合議によって決定される。
受賞者には正賞として賞牌、副賞として300万円(2004年現在)が授与される。
第60回
(2007年)
         ノルゲ
佐伯 一麦(著)   講談社 (2007/06/29 発行)
【定価】 2,205円
妻の留学に同行するため、ノルウェーに旅立った主人公。北欧の透き通った空気、太陽とともにある季節。さまざまな人びと、そして言葉との出会い…。ノルウェーでの1年の体験、その心に映るものを織りあわせた長篇小説。

第59回
(2006年)
         一日
黒井 千次(著)   講談社 (2006/01 発行)
【定価】 1,995円
日常の中の不安と不思議さ、病、介護など人生の最後に人が向き合わなければならない問題。日々の生活の中の楽しみと苦しみ。日常の内奥に差す光と闇を見つめ、生きることの本質と豊饒を描き切る傑作小説集。

第58回
(2005年)
         半島を出よ
村上 龍(著)   幻冬舎 (2005/03/25 発行)
【定価】 1,890円
北朝鮮のコマンド9人が開幕戦の福岡ドームを武力占拠し、2時間後、複葉輸送機で484人の特殊部隊が来襲、市中心部を制圧した。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。

第57回
(2004年)
         父の肖像
辻井 喬(著)   新潮社 (2004/09/29 発行)
【定価】 2,730円
父と息子というのは文学の永遠のテーマの1つでしょうが、その父が桁外れの怪物だった場合にはどうなるのか? この本は辻井喬さんの最後の長編となるでしょう。『彷徨の季節の中で』以来、辻井さんは自己の出自は何かというテーマを執拗に追求してきたわけですが、本書はこのテーマの到達点というべき雄大な私小説となりました。

第56回
(2003年)
         贈答のうた
竹西 寛子(著)   講談社 (2002/11 発行)
【定価】 2,940円
日本人は、このような言葉で、生きてきた-。日々の暮らしのなかで詠み交され、古人の哀歓を伝えてきた贈答のうた。詩歌・物語の境を越えた多彩な贈答に、日本人の心の歴史をたどる。『本』に連載されたものをまとめて刊行。

第55回
(2002年)
         時の潮
高井 有一(著)   講談社 (2002/08 発行)
【定価】 2,100円
今日、昭和が終った。穏やかな葉山の海に想ふ、家族、戦争。天皇崩御のニュースを機に、蘇る戦争期の記憶。籍を入れずに共に暮らす「妻」との生活、彼女の息子との出会いを交えて語る、新しい形の戦後文学。

第54回
(2001年)
         場所
瀬戸内 寂聴(著)   新潮社 (2001/05/25 発行)
【定価】 1,785円
父の故郷「南山」、母の故郷「多々羅川」、夫と娘を捨てて出奔した「名古屋駅」、作家としての出発点であり、男との複雑な関係も始まった「三鷹下連雀」そして「西荻窪」「野方」、ついに長年の出家願望を成就させた「本郷壱岐坂」。父、母を育み、様々な波乱を経て一人の女流作家が生み出されていった土地を、八十歳にして改めて訪ね、過去を再構築した「私小説」。

第53回
(2000年)
         長い時間をかけた人間の経験
林 京子(著)   講談社 (2005/06 発行)
【定価】 1,260円
あの少女たちの名前は忘れない。 8月9日から55年、生と死を往還した20世紀の意味を問う「魂」の遍歴!

第52回
(1999年)
         マロニエの花が言った〈上巻〉
清岡 卓行(著)   新潮社 (1999/08 発行)
【定価】 3,675円
20世紀において最も魅惑的な文学芸術の空間は、二つの世界大戦のあいだのパリにあった…。藤田嗣治、ロベール・デスノス、マン・レイなど、優れた若き芸術家たちの青春の日々の全てを描いた大河小説。

第51回
(1998年)
         火の山―山猿記〈上〉
津島 佑子(著)   講談社 (1998/06 発行)
【定価】 2,310円
火の山を仰ぎ見つつ、光につつまれ野を駆けた日々。20XX年、パリで見つかった日本語のノートには、いったい何が託されていたのか。維新の前夜から新しい世紀まで、夢と記憶が交錯する、傑作長篇小説。

全 70 件中  1 〜 10 件目を表示中

     1  2  3  4  5  6  7  次へ> 最後へ>>