野間文芸新人賞(のまぶんげいしんじんしょう)は講談社初代社長、野間清治の遺志により設立された財団法人野間文化財団が、1941年から設けた野間文芸賞の新人部門と言える物で、長編もしくは単行本を対象とし1979年から、基本的に以降年一回発表されている。
新人以外に対しては野間文芸賞、児童文学に対しては、野間児童文芸賞が存在する。
受賞は選考委員の合議によって決定される。
受賞者には正賞として賞牌、副賞として100万円(2004年現在)が授与される。
第30回
(2008年)
         ミュージック・ブレス・ユー!!
津村 記久子(著)   角川グループパブリッシング (2008/07/01 発行)
【定価】 1,575円
「音楽について考えることは、自分の人生について考えることよりずっと大事」な高校三年生のアザミの1年間は、焦燥感と疾走感にみちあふれた、至極まっとうにかけがえのない日々……。新たな青春小説の金字塔が登場 。

第29回
(2007年)
         暗渠の宿
西村 賢太(著)   新潮社 (2006/12 発行)
【定価】 1,470円
しみじみ女が欲しい、ごく普通の恋人が欲しい―。切望して手酷く裏切られ、ついに手に入れた女と念願の同棲を始めるが…。貧困に喘ぎ、酒に溺れ、嫉妬に狂って暴力をふるい、大正期の作家藤澤清造に傾倒する男の修羅場と道行き。「けがれなき酒のへど」併録。

第28回
(2006年)
         名もなき孤児たちの墓
中原 昌也(著)   新潮社 (2006/02/23 発行)
【定価】 1,575円
誰の欲望も満たすことのない小説を、僕は書きたい…。ふざけているのか、天才か。ムチャクチャな本音で、空洞化した現代に孤高の叫びをあげる鬼才の最新作品集。中原昌也の最高傑作、ここに誕生。

第27回
(2005年)
         二人乗り
平田 俊子(著)   講談社 (2005/07 発行)
【定価】 1,680円
40歳を過ぎて離婚した嵐子、7歳年下の妹・不治子、そして不治子の夫・道彦。絡み合い、絶妙に輪舞するそれぞれの想いと因果。登場人物の息遣いまで感じさせる、平田俊子の世界。

第27回
(2005年)
         四十日と四十夜のメルヘン
青木 淳悟(著)   新潮社 (2005/02/26 発行)
【定価】 1,575円
「わたし」の部屋には、配りきれなかったチラシが溜まっていく。チラシに書かれた文字が勝手に増殖して…。「『四十日と四十夜のメルヘン』を読みながら私は現実が異なる空間に変容する体験をした」と保坂和志氏が表した新潮新人賞受賞の表題作。

第26回
(2004年)
         遮光
中村 文則(著)   新潮社 (2004/07/01 発行)
【定価】 1,470円
愛する者を失った「私」は、他人が知れば驚愕する、ある物を持ち歩いている。しかし、それは狂気なのか…。陰影濃く描き上げた喪失と愛の物語。

第26回
(2004年)
         ぐるぐるまわるすべり台
中村 航(著)   文藝春秋 (2004/06/09 発行)
【定価】 1,300円
「ヘルタースケルター」を聴いてあなたは何をしますか。 塾講師の傍ら、僕は教え子ヨシモクの名を騙ってバンドを募集した。ボーカルの中浜に自らの分身を見た瞬間、僕の中で物語が始まった…。「リレキショ」「夏休み」に続く「始まりの」3部作完結篇。

第25回
(2003年)
         ファンタジスタ
星野 智幸(著)   集英社 (2003/03 発行)
【定価】 1,785円
フットサルとリフティング占いに依存している、わたし。ダキマクラに夢中のリョウジとの同居。そんななかで行われる首相選挙。性・家族・職業・国家の“らしさ”に違和感を抱える人間を描く作品集。

第25回
(2003年)
         リトル・バイ・リトル
島本 理生(著)   講談社 (2003/01/28 発行)
【定価】 1,365円
少しずつ、少しずつ、歩いていこう。楽しいことも悲しいことも、みんな大切な家族の時間とひらかれてゆく青春の息吹。

第24回
(2002年)
         海馬の助走
若合 春侑(著)   中央公論新社 (2002/09 発行)
【定価】 1,785円
父親は、あの台風の三日後、家から消えた。「畜生、俺は負げねぇ」 綜一は光を求め駆け出した-。著者の父の自叙伝をベースにした表題作。

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