第12回
(1985年)
        
高恋う

高橋 たか子(著)      
 

第11回
(1984年)
        
林 京子(著)   新潮社 (1984/11 発行)
【定価】 1,155円
屈託のない上海時代に「とうさま」と呼ばれた父は戦後、失職し権威は崩壊した。母の名前を呼び続け父は死んだ…。私にも母にも懐かしいその父はいま山頂の墓地を離れロッカー式納骨堂に静かに眠る。14歳の夏長崎で被爆した私の生と死の現実を描く短編集。

第11回
(1984年)
         河馬に噛まれる
大江 健三郎(著)   新潮社 (1997/01 発行)
【定価】 5,097円

第10回
(1983年)
        
津島 佑子(著)   新潮社 (1990/04 発行)
【定価】 420円
深淵の底から、現実という水面に湧き出る、交錯した夢と記憶。コンクリートのマンションに住む人間たちと、森に棲む生き物たちとの密かな交感―。子供たちに見せるため、別れた男と会いながら、奇妙な沈黙が続いてしまうその光景を、山の男と村人との物言わぬ物々交換、すなわち黙市に重ね合わせる川端賞受賞の表題作等、この世にひっそりと生きる者たちの息遣いに耳澄ます11編。

第10回
(1983年)
        
湾内の入江で

島尾 敏雄(著)      
 

第9回
(1982年)
        
色川 武大(著)   新潮社 (1990/01 発行)
【定価】 460円
阿佐田哲也のペンネームによる麻雀小説はあまりにも有名だが、筆者の人生観、家族愛を堪能するならばこの短編集は最高の一冊だ。軍人くずれの厳格な父親と戦後を生き抜くためにアウトローな人生を選んだ主人公のこころのやりとりには、すっかりひきこまれて一気に読み終えてしまった。

第8回
(1981年)
         兵隊宿
竹西 寛子(著)   講談社 (1991/07 発行)
【定価】 987円
乗船直前、自分の家に泊った三人の出征将校の姿に、未知の大人たちの世界を知り微妙に変わる少年の心の襞。川端康成文学賞受賞「兵隊宿」と、「少年の島」「流線的」「緋鯉」「虚無僧」ほか共通の主人公による九つの短篇群。『往還の記』『式子内親王・永福門院』等、日本の古典を材に優れた評論を持つ著者の『儀式』『鶴』に続く代表的名篇。

第7回
(1980年)
        
なぎの葉考

野口 冨士男(著)      
 

第6回
(1979年)
        
開高 健(著)   新潮社 (1987/10 発行)
【定価】 1,680円

第5回
(1978年)
         雪女
和田 芳恵(著)   講談社 (1994/03 発行)
【定価】 999円

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