太宰治賞(だざいおさむしょう)は、筑摩書房が主宰し三鷹市が後援する、公募新人文学賞である。
第1回から第14回までは筑摩書房のみで行っていたが業績悪化に伴い休止、太宰治没50年の1999年より現在の形となり、年一回発表されている。
受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円(2004年現在)が授与される。
第28回
(2012年)
        
うつぶし

隼見 果奈(著)      
 
ミドリノ養鶏場では、人間の頭髪のように細く、絹糸のように滑らかな羽毛をもつ「オグシチャボ」を育てている。雛子はここで幼少から父親と二人きりで暮らしてきた。親子で切り盛りしていた養鶏場に、ある日、一人の中年男が養鶏を教えてほしい、と訪ねてきた。「今度子どもが生まれるんです」と膨らんだ下腹をさする彼が通うようになってから、チャボたちは落ち着かなくなり、チャボを可愛がっている雛子も神経質になっていく。そして、父親の留守中に事件が――。

第27回
(2011年)
         会えなかった人
由井 鮎彦(著)   筑摩書房 (2011/12/08 発行)
【定価】 1,575円
約束の日。旗笙子は現れるはずの恋人・真崎を待っている。脳裏によみがえる、真崎との関係、あるいはそれ以外のことども。それらが旗を突然の不安に駆りたてる。現代人の存在の不確実さを描き出す。第27回太宰治賞受賞。

第26回
 
        
あたらしい娘

今村 夏子(著)      
 

第25回
(2009年)
         だむかん
柄沢 昌幸(著)   筑摩書房 (2009/12 発行)
【定価】 1,470円
「ダム管理所」へ出向を命じられた都宮。そこに存在するのは、巨大なダムと怠惰な同僚だけだった。なにもしない。それが彼らの唯一の仕事。しかし、何も起こらないわけではない。第二十五回太宰治賞受賞作。

第24回
(2008年)
         ロミオとインディアナ
永瀬 直矢(著)   筑摩書房 (2009/03 発行)
【定価】 1,575円
大阪の元気な高校生惠理の隣に、同級生ロミオと古墳内の謎の人物インディアナ。古代史と恋愛コメディを協奏するナニワの冒険活劇。第24回太宰治賞受賞作。書き下ろし姉妹編「ジェダイの福音」を同時収録。

第23回
(2007年)
        
mit Tuba(ミット・チューバ)

瀬川 深(著)      
 

第22回
(2006年)
        
ぴんはらり
※受賞時:峠の春は

栗林 佐知(著)   筑摩書房 (2007/01 発行)
【定価】 1,470円
親も、恋人も、金も、居場所もない少女が、じゃみせんの音に導かれて旅立つまでを、方言語りで小気味よく語る、明日を生きるための物語。第22回太宰治賞受賞作。書き下ろし短篇「菖蒲湯の日」を同時収録。

第21回
(2005年)
         君は永遠にそいつらより若い
君は永遠にそいつらより若い
※受賞時:マンイーター

津村 記久生(著)   筑摩書房 (2005/11 発行)
【定価】 1,470円
身長175センチ、22歳、処女。いや、「女の童貞」と呼んでほしい―就職が決まった大学四年生のだるい日常の底に潜む、うっすらとした、だが、すぐそこにある悪意。そしてかすかな希望…?

第21回
(2005年)
         刺繍
川本 晶子(著)   筑摩書房 (2005/11 発行)
【定価】 1,365円
39歳バツイチ子なし。痴呆の母と老いた父と暮らす家で、年下の恋人も同居を始める。母が彼に恋をしたからだ…。微妙な年齢の揺れる心のうちを見事に描く、第21回太宰治賞受賞作。

第20回
(2004年)
         指の音楽
志賀 泉(著)   筑摩書房 (2004/10/25 発行)
【定価】 1,365円
日々の生活は確固とした結末という結末はないまま流れていく。一種の区切りのようなものはあっても、日々を生き、考え、時に過去を思い出し・・・。その意味でこれはとてもリアルな物語だと思う。

全 29 件中  1 〜 10 件目を表示中

     1  2  3  次へ> 最後へ>>