第114回
(1995年下半期)
         恋
小池 真理子(著)   新潮社 (2002/12 発行)
【定価】 740円
連合赤軍が浅間山荘事件を起こし、日本国中を震撼させた1972年冬―当時学生だった矢野布美子は、大学助教授の片瀬信太郎と妻の雛子の優雅で奔放な魅力に心奪われ、彼ら二人との倒錯した恋にのめりこんでいた。だが幸福な三角関係も崩壊する時が訪れ、嫉妬と激情の果てに恐るべき事件が…。名作『無伴奏』から五年―官能とデカダン、乾いた虚無感が全篇に漂う、著者入魂のバロック的犯罪サスペンス。

第113回
(1995年上半期)
         白球残映
赤瀬川 隼(著)   文芸春秋 (1998/05 発行)
【定価】 460円
四国の球場で目撃したのは突如、球界を去った名投手。元記者は謎を追って……。野球と女性への限りない憧景を描く会心の短篇集!

第112回
(1994年下半期)
        
該当作品なし

第111回
(1994年上半期)
         帰郷
海老沢 泰久(著)   文藝春秋 (1997/01 発行)
【定価】 459円
故郷の町の自動車エンジン工場からF1チームのエンジン組み立てメンバーに選ばれた男の日常は輝かしい栄光の日々の連続だった。そして3年間の出向が終わって故郷に戻った男を待っていたのは味気ない、退屈な生活だった―喜びのあとに訪れる悲しさ、"成熟と喪失"を描いた第111回直木賞受賞作。

第111回
(1994年上半期)
         二つの山河
中村 彰彦(著)   文藝春秋 (1997/09 発行)
【定価】 440円
かれらも祖国のために戦ったのだから―。大正初め、徳島のドイツ人俘虜収容所では例のない寛容な処遇がなされた。日本人将兵・市民と俘虜との交歓を実現し、真のサムライと讃えられた会津人・松江豊寿。なぜ彼は陸軍の上層部に逆らっても信念を貫いたのか。国境を越える友愛を描いた直木賞受賞作。

第110回
(1993年下半期)
         無間人形―新宿鮫
大沢 在昌(著)   光文社 (2000/05 発行)
【定価】 760円
新宿の街の闇でひそかに「アイスキャンディ」と呼ばれる新型の覚醒剤が売られていた。その密売ルートを追う鮫島の前に立ちはだかる暴力団と地方財閥の兄弟。事件を追いつめる鮫島だったが、悪の手は恋人・晶にも迫る…。

第110回
(1993年下半期)
         恵比寿屋喜兵衛手控え
佐藤 雅美(著)   講談社 (1996/09 発行)
【定価】 680円
訴訟事の"公認世話焼き"恵比寿屋喜兵衛のもとに若者が依頼に来た。兄が見ず知らずの男に手付金を返せと訴えられたという。さては公事師の詐欺事件か―。夫婦にしのびこむ隙間風と老いを感じながら、喜兵衛が見届けた事件の真相は?江戸のお裁きの真実に迫る本格時代サスペンス。

第109回
(1993年上半期)
        
北原 亜以子(著)   文藝春秋 (1995/10 発行)
【定価】 470円
女絵師、手習い師匠、娘浄瑠璃、かんざし屋、料理屋の女将など、江戸の町を彩る女性たちの様々な恋愛と仕事の哀歓を描く連作短篇。

第109回
(1993年上半期)
         マークスの山
高村 薫(著)   早川書房 (1993/03 発行)
【定価】 1,890円
「俺は今日からマークスだ! マークス!いい名前だろう!」―― 精神に〈暗い山〉を抱える殺人者マークス。南アルプスで播かれた犯罪の種子は16年後発芽し、東京で連続殺人事件として開花した。被害者たちにつながりはあるのか? 姿なき殺人犯を警視庁捜査第1課第7係の合田雄一郎刑事が追う。

第108回
(1992年下半期)
         佃島ふたり書房
出久根 達郎(著)   講談社 (1995/07 発行)
【定価】 571円
佃島を舞台に描くひたむきな愛、男ふたりの友情。 生年月日がまったく同じの2人の少年が、奉公先の古書店で親しくなった。名は、梶田郡司と工藤六司。大逆事件の明治末年から、佃の渡しが消える昭和39年までの世相を背景に、古書を愛する庶民の哀歓を描く感動の長編。

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