第107回
(1992年上半期)
         受け月
伊集院 静(著)   文藝春秋 (1995/06 発行)
【定価】 500円
人が他人のために祈る時、どうすれば通じるのだろうか…。鉄拳制裁も辞さない老監督は、引退試合を終えた日の明け方、糸のようなその月に向かって両手を合わせていた。表題作ほか、選考委員の激賞を受けた「切子皿」など、野球に関わる人びとを通じて人生の機微を描いた連作短篇集。感動の直木賞受賞作。

第106回
(1991年下半期)
        
高橋 克彦(著)   文藝春秋 (1991/10 発行)
【定価】 1,325円
古い住宅地図に閉じ込められた思い出の町、あの少女の家は空き地とだけ記されていた…。凍りついた時のゆるやかな復讐が始まる―。

第106回
(1991年下半期)
        
高橋 義夫(著)   文藝春秋 (1995/06 発行)
【定価】 459円
羽州上山藩の若き武士・祝靱負はお家騒動の余波で山代官の下役に配される。家格に合わぬ役目に力を尽す寡黙な若者に襲いかかる自然の脅威。狼の来襲、かせぎ病(狂犬病)の流行…。風雪は人を磨き、いつしか青年は大きく成長を遂げていた。

第105回
(1991年上半期)
        
芦原 すなお(著)   河出書房新社 (1991/01 発行)
【定価】 1,223円
1965年の春休み、ラジオから流れるベンチャーズのギターがぼくを変えた。"やーっぱりロックでなけらいかん"―。四国の田舎町の高校生たちがくりひろげる抱腹絶倒、元気印の、ロックと友情と恋の物語。青春バンド小説決定版。直木賞、文芸賞受賞作。

第105回
(1991年上半期)
         夏姫春秋
宮城谷 昌光(著)   文藝春秋 (2000/11 発行)
【定価】 1,700円
中原の小国鄭は、超大国晋と楚の間で、絶えず翻弄されていた。鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と…。壮大なスケールの中国歴史ロマン、直木賞受賞作。

第104回
(1990年下半期)
        
古川 薫(著)   文藝春秋 (1990/10 発行)
【定価】 1,427円
"歌に生き恋に生き"た世界的に名を馳せたオペラ歌手・藤原義江―。スコットランド人の貿易商を父に、下関の琵琶芸者を母に持った義江の波瀾万丈の生涯を感動的に描いた第104回直木賞受賞作。義江、父リード、母キクそれぞれの"漂泊"の人生、義江と女性たちの華麗な恋の曼陀羅を、同郷人の目で描く。

第103回
(1990年上半期)
         蔭桔梗
泡坂 妻夫(著)   新潮社 (1993/03 発行)
【定価】 460円
女は、男の頑なまでの職人気質に惹かれ、その腕にすべての望みをかけて仕事をたくした。しかし、返されてきたものは…蔭桔梗の紋をめぐる愛のすれ違いを描く。

第102回
(1989年下半期)
        
星川 清司(著)   文藝春秋 (1990/03 発行)
【定価】 1,223円
おとこ狂いの美しい浄瑠璃語りにおもい寄せる醜い船頭。男の真情の滑稽なるいたましさを多彩な語りでえがく話題作。

第101回
(1989年上半期)
        
笹倉 明(著)   文藝春秋 (1989/04 発行)
【定価】 1,427円
「男の人が倒れている」110番通報の女の声には妙ななまりがあった―。逃走した外国人ストリッパーの身に一体何が起こったのか。彼女はなぜ真の素性を偽らなければならなかったのか。法廷での関係者の供述から次第に明らかにされていく、経済大国ニッポンの底辺に生きる女性たちの姿。

第101回
(1989年上半期)
        
ねじめ 正一(著)   新潮社 (1992/04 発行)
【定価】 420円
高円寺駅北口「純情商店街」。魚屋や呉服屋、金物店などが軒を並べる賑やかな通りである。正一少年は商店街の中でも「削りがつをと言えば江州屋」と評判をとる乾物屋の一人息子だった―。感受性豊かな一人の少年の瞳に映った父や母、商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描き「かつてあったかもしれない東京」の佇まいを浮かび上がらせたハートウォーミングな物語。

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