柴田錬三郎賞(しばたれんざぶろうしょう)は、集英社が主催し、一ツ橋綜合財団が後援する1988年から柴田錬三郎の業績を称えて創設された文学賞。
前年7月1日から、当年6月30日までに刊行された小説を対象とし、以降年一回発表されている。
受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞者には正賞として記念品、副賞として300万円(2004年現在)が授与される。
第24回
(2011年)
         西巷説百物語
京極 夏彦(著)   角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/07/24 発行)
【定価】 1,995円
人が生きて行くには痛みが伴う。そして、人の数だけ痛みがあり、傷むところも、傷み方もそれぞれちがう……様々に生きづらさを背負う人間たちの業を、林蔵があざやかな仕掛けで解き放つ。

第23回
(2010年)
         横道世之介
吉田 修一(著)   毎日新聞社 (2009/09/16 発行)
【定価】 1,680円
なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々…。『パレード』『悪人』の吉田修一が描く、風薫る80年代の青春群像。平成の三四郎ともいえる、傑作青春小説誕生。

第22回
(2009年)
         仮想儀礼
篠田 節子(著)   新潮社 (2008/12 発行)
【定価】 1,890円
信者が三十人いれば、食っていける。五百人いれば、ベンツに乗れる―作家になる夢破れ家族と職を失った正彦と、不倫の果てに相手に去られホームレス同然となった矢口は、9・11で、実業の象徴、ワールドトレードセンターが、宗教という虚業によって破壊されるのを目撃する。長引く不況の下で、大人は漠然とした不安と閉塞感に捕らえられ、若者は退屈しきっている。宗教ほど時代のニーズに合った事業はない。古いマンションの一室。借り物の教義と手作りの仏像で教団を立ち上げた二人の前に現れたのは…。二十一世紀の黙示録的長篇サスペンス。

第22回
(2009年)
         ダブル・ファンタジー
村山 由佳(著)   文藝春秋 (2009/01/08 発行)
【定価】 1,780円
奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。

第21回
(2008年)
         愛に似たもの
唯川 恵(著)   集英社 (2007/09/26 発行)
【定価】 1,365円
羨望、嫉妬、優越感・・・・・誰もが認めたくない感情に足元をすくわれ、“不幸”へと落ちていく8人の女たち。人間の愚かさやズルさをストレートにテーマにしたブラックな短編集。身につまされます!

第20回
(2007年)
         家日和
奥田 英朗(著)   集英社 (2007/04 発行)
【定価】 1,470円
ネットオークションにはまる専業主婦。会社が倒産し、主夫となる営業マン。夫と妻。ちょっとずれていて、でも愛情がないわけでなく…。ずっと外にいた夫の王国か。ずっと家にいた妻の城か。ビター&スウィートな「在宅」小説。

第19回
(2006年)
         虹の彼方
小池 真理子(著)   毎日新聞社 (2006/04/27 発行)
【定価】 1,890円
恋愛小説の最高峰。『恋』『欲望』にならぶ、小池文学の代表作が誕生! どうすればいい。あなたをこんなに愛してしまった――女優・高木志摩子(48)と、 作家・奥平正臣(43)がおちた恋。それは、とどまることのない恋だった。あらゆ るしがらみから、あらゆる道徳から、背を向けた「抗う恋」の行く先は? 恋は、 いっときの夢まぼろしと人は言う。しかし人は恋におち、もがきながらも、 一条の光を求めてゆく。小池真理子が描く、脈動する<希望>の物語。 駆け抜ける1052枚。恋愛小説の最高峰!

第18回
(2005年)
         蝶のゆくえ
橋本 治(著)   集英社 (2004/11 発行)
【定価】 1,680円
橋本治が現代を見ると、こうなります。 児童虐待、注意した若者に殺された男の妻、恋愛にふりまわされる女性…「普通」のはずの人々の心の動きを淡々と追ううちに、現代の荒廃した世相が浮かび上がる。鬼才の小説集。

第17回
(2004年)
         残虐記
桐野 夏生(著)   新潮社 (2004/02/27 発行)
【定価】 1,470円
失踪した作家が残した原稿。そこには、25年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。奔流のようにあふれ出した記憶。

第17回
(2004年)
         パンドラ・アイランド
大沢 在昌(著)   徳間書店 (2004/06/20 発行)
【定価】 1,995円
南海の孤島に「保安官」として赴任した元刑事。いつしか島の「秘密」に巻き込まれ…。『東京中日スポーツ』連載「海と拳銃」を改題し、大幅に加筆訂正して単行本化。

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