山本周五郎賞は、山本周五郎にちなみ、新潮文芸振興会が主催し、新潮社が後援する、すぐれた物語性を有する小説に贈られる文学賞。
毎年、前年4月から当年3月までの作品を対象にして、5月に贈られる。
受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円(2004年現在)が授与される。
第25回
(2012年)
         楽園のカンヴァス
原田 マハ(著)   新潮社 (2012/01/20 発行)
【定価】 1,680円
ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

第24回
(2011年)
         ふがいない僕は空を見た
窪 美澄(著)   新潮社 (2010/07 発行)
【定価】 1,470円
これって性欲?でも、それだけじゃないはず。高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を広げ、彼らの生きかたまでも変えていく。第8回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞、嫉妬、感傷、愛着、僕らをゆさぶる衝動をまばゆくさらけだすデビュー作。

第22回
(2009年)
         この胸に深々と突き刺さる矢を抜け
白石 一文(著)   講談社 (2009/01 発行)
【定価】 1,680円
「週刊時代」の編集長、カワバタ・タケヒコは、仕事をエサに、新人グラビアアイドル、フジサキ・リコを抱いた。政権党の大スキャンダルを報じる最新号の発売前日、みそぎのつもりで行った、その場限りの情事のはずだった。世俗の極みで生き続けた男が、本来の軌道を外れて漂い始める、その行き着く先にあるものは?白石一文が全身全霊を賭けて挑む、必読の最高傑作。

第21回
(2008年)
         ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎(著)   新潮社 (2007/11/29 発行)
【定価】 1,680円
俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか? 二年ぶり千枚の書き下ろし大作。

第21回
(2008年)
         果断
今野 敏(著)   新潮社 (2007/04 発行)
【定価】 1,575円
息子の不祥事で、大森署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。その大森署管内で、拳銃を持った強盗犯の立てこもり事件が発生。混乱する現場で、捜査一課特殊班とSATが対立する…。「隠蔽捜査」シリーズ第2弾。

第20回
(2007年)
         夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦(著)   角川書店 (2006/11/29 発行)
【定価】 1,575円
鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー! 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!

第20回
(2007年)
         中庭の出来事
恩田 陸(著)   新潮社 (2006/11/29 発行)
【定価】 1,785円
瀟洒なホテルの中庭。こぢんまりとしたパーティの席上で、気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。自殺? それとも他殺? 芝居とミステリが融合した、謎が謎を呼ぶ物語のロンド。

第19回
(2006年)
         安徳天皇漂海記
宇月原 晴明(著)   中央公論新社 (2006/02 発行)
【定価】 1,995円
ジパングの若き詩人王は詠い、巡遣使マルコ・ポーロは追う。神器に封じられた幼き帝を…。悲劇の壇ノ浦から、陰謀渦巻く鎌倉、世界帝国元、滅びゆく南宋の地へ。海を越え、時を越えて紡がれる幻想の一大叙事詩。

第18回
(2005年)
         君たちに明日はない
垣根 涼介(著)   新潮社 (2005/04/01 発行)
【定価】 1,575円
リストラを専門に請け負う会社に勤めている真介の仕事は、クビ切りの面接官。昨日はメーカー、今日は銀行、女の子に泣かれ、中年男には殴られる。はっきり言ってエグイ仕事だ。それでもやりがいはあるし、心も身体も相性バッチリの恋人もいる。そして明日は……? 笑って唸って泣かされる、恋と仕事の傑作エンタテインメント!

第18回
(2005年)
         明日の記憶
荻原 浩(著)   光文社 (2004/10/20 発行)
【定価】 1,575円
知っているはずの言葉がとっさに出てこない。物忘れ、頭痛、不眠、目眩――告げられた病名は若年性アルツハイマー。どんなにメモでポケットを膨らませても確実に失われていく記憶。そして悲しくもほのかな光が見える感動の結末。 上質のユーモア感覚を持つ著者が、シリアスなテーマに挑んだ最高傑作。

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