第16回
(1982年)
        
南條 範夫(著)   講談社 (1981/09 発行)
【定価】 1,155円
頼山陽の恋人、江馬細香の生涯。 細香は大垣の藩医・江馬蘭斎の娘。推さない頃より画才、文才を発揮する。才ばかりでなく、美貌も備え、父、欄斎の手中の玉であった。 が、大垣にやって来た頼山陽と運命の出合いをする。山陽は結婚を申し入れるが、父ははねつける。断られた山陽は妻を娶る。 山陽に詩の教えを請うために京に上った細香は、山陽と愛し合うようになるが、それは愛人という位置であった。

第15回
(1981年)
        
船山 馨(著)   新潮社 (1984/01 発行)
【定価】 652円

第14回
(1980年)
         天の川の太陽
黒岩 重吾(著)   中央公論社 (1996/04 発行)
【定価】 1,200円
黎明期の日本がようやく、国家としての骨格を形成した時、天皇家を中心に多大の人々を巻きこんだ内乱―壬申の乱が起った。天智天皇亡き後の、天皇の弟・大海人皇子と天皇の子・大友皇子の皇位継承の争いである。大海人軍は高市皇子を総指揮、男依を将軍に、原野を埋める大軍で近江の都に迫り、大友軍と激突。古代日本最大の戦いの幕が切って落された。

第14回
(1980年)
         長崎ロシア遊女館
渡辺 淳一(著)   講談社 (1982/01 発行)
【定価】 470円
学問のため全裸の妻を人前で人体実験に供する医師了善、師の破門をも恐れずに未知の分野である人体解剖の彩色図を描きつづける絵師甚平、長崎ではじめて外国人に接して驚く遊女たちの哀歓。とり憑かれた情熱をもって、幕末から明治への時代の夜明けを生きた男女の歴史秘話5編を収録。

第14回
(1980年)
         遠き落日
渡辺 淳一(著)   集英社 (1990/05 発行)
【定価】 600円
野口英世−猪苗代湖畔の貧農の家に生まれ、苦難の中上京、医学の階段を登りアメリカへ。異境での超人的な研究と活躍。英世の劇的な生涯と医学と人間性の両面を鋭く描破し吉川英治賞受賞。

第13回
(1979年)
         ふぉん・しいほるとの娘
吉村 昭(著)   新潮社 (1993/03 発行)
【定価】 820円
幕末の長崎で最新の西洋医学を教えて、神のごとく敬われたシーボルト。しかし彼は軍医として、鎖国のベールに閉ざされた日本の国情を探ることをオランダ政府から命じられていた。シーボルトは丸山遊廓の遊女・其扇を見初め、二人の間にお稲が生まれるが、その直後、日本地図の国外持ち出しなどの策謀が幕府の知るところとなり、厳しい詮議の末、シーボルトは追放されお稲は残される。

第12回
(1978年)
         滝沢馬琴
杉本 苑子(著)   中央公論社 (1998/01 発行)
【定価】 4,200円
失明、生活苦などの困難を不屈の気力で克服し、嫁のお路の献身的協力により、大作『南総里見八犬伝』を完成させた馬琴の苛酷な晩年を描く。

第11回
(1977年)
        
池波 正太郎(著)   文藝春秋 (2000/04 発行)
【定価】 540円
斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。盗賊たちには"鬼の平蔵"と恐れられている。しかし、その素顔は義理も人情も心得た苦労人である。彼を主人公に、さまざまな浮世の出来事を描き出し、新感覚の時代小説として評判高く、テレビに舞台に人気の集まる鬼平シリーズ。

第10回
(1976年)
         青春の門〈第1部
五木 寛之(著)   講談社 (1989/12 発行)
【定価】 840円
若い魂の遍歴小説。 あの時代は、もっと熱く生きていた……。たった1度しかない人生を、悩み、苦しみ、彷徨い生きる若い魂たち。そして目覚めゆく少年の性と友情。世代を越えて読みつがれる戦後最大のロングセラー。 誰もが1度は通り過ぎる、そして唯一度だけ通ることを許される青春の門。熱い血のたぎる筑豊の大地に生をうけた伊吹信介を牧織江。めくるめく人生への希望と旅立ち。ひたむきな青春の遍歴を雄大な構想で描く不滅の大河小説、壮大なシンフォニックロマンの第1部。

第9回
(1975年)
         落日燃ゆ
城山 三郎(著)   新潮社 (2002/03 発行)
【定価】 2,520円
戦争防止に努めながら、文官としてただ一人A級戦犯に挙げられ、裁判を通じて一切の弁解をせず従容として死を受け入れた不世出の政治家、広田弘毅の生涯を、激動の昭和史と重ねながら克明にたどる。

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