第38回
(1985年)
         壁・旅芝居殺人事件
皆川 博子(著)   双葉社 (1998/11 発行)
【定価】 420円
芝居小屋桔梗座の最後の日、特別出演をした役者の立花が四綱渡りで落ち死んだ。そして奈落からは絞殺死体が発見される。じつは15年前の桔梗座でも、落下事件があり、奈落で殺人が起こり、役者が一人姿を消していた。小屋主の娘・秋子が時を隔てて起こった事件の真相に迫る。

第38回
(1985年)
         渇きの街
北方 謙三(著)   双葉社 (1999/11 発行)
【定価】 630円
道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところに、また道がある―川本高志、25歳。横浜の高級クラブ『オリエンタル』のボーイ。気位、男の誇りをバネに、自分しか歩みようのない道を身体ごとぶつけて切り拓いていく。アウトロウの原点を濃密な文体で描く迫真のクライム・ノベル。

第37回
(1984年)
         ホック氏の異郷の冒険
加納 一朗(著)   双葉社 (1998/11 発行)
【定価】 610円
陸奥宗光が極秘に認めた文書が鹿鳴館の一室から消えた。公開されれば深刻な国際問題となる。この極秘文書漏洩事件の解決を依頼されたのは開業医の榎元信と謎の英国人ホック氏。だが、事件の鍵を握る人物が殺され、二人に危難が襲いかかる。はたして文書は無事取り戻せるのか。

第37回
(1984年)
         傷ついた野獣
伴野 朗(著)   双葉社 (1998/11 発行)
【定価】 610円
愛車の7ハンを駆って警察回りに向かった俺は、若い娘の自殺騒ぎに出くわす。一命をとりとめた彼女についての取材で、かすかな違和感を覚えた。どうやら五ヵ月前に起きた農薬毒殺未遂事件と関係がありそうなのだ。好奇心旺盛なはみ出し記者の活躍を生き生きと描く傑作推理。

第36回
(1983年)
         天山を越えて
胡桃沢 耕史(著)   双葉社 (1997/11 発行)
【定価】 700円

第35回
(1982年)
         アリスの国の殺人
辻 真先(著)   双葉社 (1997/11 発行)
【定価】 610円
児童書の編集者・綿畑克二は、童話の『不思議の国のアリス』の世界をこよなく愛す青年だった。ある日、スナック「蟻巣」で眠ってしまった綿畑は、夢の中で美少女アリスと出会った。しかも彼はアリスの婚約者であり、殺猫犯人の容疑者として追われていた。やがて目が醒めた彼は編集長・明野重治郎が殺害されたと知らされるが、再び睡魔に襲われ、アリスの待つワンダーランドに引き戻される。長篇ミステリー。

第35回
(1982年)
        
鶯を呼ぶ少年

日下 圭介(著)      
 

第35回
(1982年)
        
日下 圭介(著)   徳間書店 (1988/07 発行)
【定価】 567円
犬が木に登る?何気ない子供の話に、ぼくは興味を覚えた。先日、崖から転落死した少年が飼っていた犬が登ったという楠は、ぼくがかつて思いを寄せていた真知子の家の側にある。ぼくは以前、彼女の兄が犯した殺人事件を目撃し、それ以来彼女とは疎遠になっていたのだ。木に登る犬のことで久しぶりに会った彼女は、何かを隠しているようで…。推理作家協会短篇賞を受賞した表題作ほか9篇を収録。

第34回
(1981年)
        
西村 京太郎(著)   光文社 (1984/11 発行)
【定価】 620円
寝台特急「ゆうづる7号」で郷里青森へ向う同窓生が次々に殺されていく。大胆なトリックと意表をつく殺人動機!日本推理作家協会賞受賞の記念碑的傑作、終着駅殺人事件。

第34回
(1981年)
         戻り川心中
連城 三紀彦(著)   角川春樹事務所 (1998/05 発行)
【定価】 880円
大正歌壇の寵児・苑田岳葉は2度の心中未遂事件で2人の女を死なせ、その情死行を歌に遺して自害する。女たちを死なせてまで岳葉が求めたものとは?滅びの歌に秘められた男の野望と道連れにされる女の哀れを耽美に描く秀作。

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