第27回
(1974年)
         日本沈没
小松 左京(著)   双葉社 (1996/11 発行)
【定価】 816円
日本列島の下で、何かが起こっている。深海潜水艇"わだつみ"の操艇者・小野寺俊夫は、地球物理学の権威・田所博士と日本海溝に潜り、異変を発見した。日本沈没を警告する田所博士の指示で、政府は"D‐1"計画を立て、極秘に調査を開始した。―危機管理のあり方、世界の中の日本とは、そして日本人とは何か…さまざまな問題を喚起した空前のパニック小説。

第26回
(1973年)
         腐蝕の構造
森村 誠一(著)   角川春樹事務所 (1998/03 発行)
【定価】 800円
北アルプス上空で、原子力科学者雨村の搭乗した旅客機が航空自衛隊機と衝突し、墜落した。全員絶望が伝えられたが、なぜか雨村の遺体だけは見つからない。彼は国際原子力科学会議で「ウラン濃縮化の新しい方法」を発表することになっていたのだが…。その裏には、政治家と企業の利益追求のための恐ろしい罠があった!国家と企業の「腐蝕の構造」を鋭く描く社会派推理の傑作長篇。

第26回
(1973年)
        
夏樹 静子(著)   光文社 (1991/02 発行)
【定価】 673円
満席で飛び立ったジェット機内から、一人の女が消えた。親聞記者の冬木悟郎は、人妻・美那子失踪の謎を追って彼女の郷里・福岡へ。そこで彼は、美那子をかつて愛していた男の蒸発、そして殺人事件に出遭う。愛しい女に対して深まりゆく疑惑。蒸発の真相は…。現代人の愛を、抒情豊かに活写。

第25回
(1972年)
        
該当作なし

第24回
(1971年)
        
該当作なし

第23回
(1970年)
         孔雀の道
陳 舜臣(著)   双葉社 (1996/05 発行)
【定価】 857円
英国人の父と日本人の母とのあいだに生まれた日英混血女性ローズ・ギルモアは、13年ぶりに日本の地を踏んだ。5歳のとき神戸で起こった母の焼死事件の真相を知ろうとしたが、関係者の反応は不可解なものだった。やがて、亡き父を巻き込んだ戦前のスパイ事件の影が浮かび上がる。

第23回
(1970年)
         玉嶺よふたたび
陳 舜臣(著)   双葉社 (1996/05 発行)
【定価】 541円
訪中視察団の一員で、東洋美術専攻の大学教授入江章介は、青春の思い出深い玉嶺の再訪を申し出た。戦時中、仏像研究で滞在した玉嶺では、臥竜と呼ばれた若き抗日ゲリラの領袖が日本軍を大いに悩ませていた。止宿先の姪で臥竜の仲間に加わり中国人の誇りに生きる映翔に強く魅かれていく入江。だが、ゲリラの確証を握られた映翔に最後の危機が訪れたとき、国境を越えたドラマが始まった。

第22回
(1969年)
        
該当作なし

第21回
(1968年)
         妄想銀行
星 新一(著)   新潮社 (1978/03 発行)
【定価】 540円
人々の妄想を取り除き、また必要とする人には提供する「妄想銀行」を始めたエフ博士。彼に思いを寄せる女性の妄想を、自分の好きな美人に与えようとしたばっかりに…。アイデア、諷刺、簡潔な文章、スピーディな展開、意表をつく結末が堪能できる傑作ショートショート集―。表題作他32篇を収録。マスコミと商業主義がもたらす未来を笑いと皮肉のうちに描く星ワールドの神髄。

第20回
(1967年)
         風塵地帯
三好 徹(著)   双葉社 (1995/11 発行)
【定価】 612円
私は特派員として政情不安なインドネシアに着任した。ところが、現地で再会した日本人カメラマンが殺されたのにつづいて、現地人の助手カルティカも殺された。私は殺人容疑で留置されてしまう。誰が味方で誰が敵なのか。見知らぬ土地で、私は活路を見いだせるのだろうか。独立間もないインドネシアで日本人新聞記者が巻き込まれた謀略事件。混沌とした政情を背景に、冷酷非情な世界を描く国際スパイ小説の白眉。

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