第19回
(1966年)
         推理小説展望
中島 河太郎(著)   双葉社 (1995/11 発行)
【定価】 897円
緻密な考証と公平な視点によって、推理小説をその起原から詳説。松本清張の登場によりジャンルとして画期的な展開を示した、昭和30年代の情勢を的確に検証し、次代の推理小説界を展望していく。刺激的かつ網羅的なこの大冊はファン必携の推理小説の本質を知る研究書である。

第18回
(1965年)
         華麗なる醜聞
佐野 洋(著)   双葉社 (1995/11 発行)
【定価】 612円
中央日報の稗田は元駐日P国大使にかんするフランス紙の記事に興味を持った。日本人ハイ・ホステスとの関係で離婚騒動とか。彼の意を受けた記者の調査は、未解決の連続爆弾事件と結びついた。ハイ・ホステスとは。爆弾犯人は。記者の取材本能が事件の核心に迫っていく。

第17回
(1964年)
         夜の終る時
結城 昌治(著)   双葉社 (1995/11 発行)
【定価】 530円
悪と対決すべき人間が悪の手に身をゆだねたとすれば―。絶大な権力をもつ警察組織は、つねに腐敗の危険をはらんでいる。その組織のゆがみによって屈折してゆく刑事の人間性をあばき、強大な機構の裏面をえぐって、悪徳警官ものの新しいジャンルを開いた代表的推理長篇。

第17回
(1964年)
         殺意という名の家畜
河野 典生(著)   双葉社 (1995/11 発行)
【定価】 550円
犯罪小説家として売り出し中の私のもとへ、むかし抱いた星村美智から電話がかかってきたのは深夜だった。「今、会ってほしいの」という。むろん私は断ったが、私の郵便受けに一片のメモを残して彼女は消息を絶った。しかたなくメモを調べはじめる私。そこに驚くべき知らせが…。自堕落な生活に耽っていた娘の失踪と、その行方を追う犯罪小説家。退廃的青春群像を描きつつ暴行事件の真相に迫る正統ハードボイルドの傑作。

第16回
(1963年)
         影の告発―千草検事シリーズ
土屋 隆夫(著)   光文社 (2002/03 発行)
【定価】 720円
不意に、男の体が崩れた。音をたてて、男はそこに転がった。混雑するデパートで起きた殺人事件―。千草検事は早速捜査を開始した。手がかりは現場近くに落ちていた一枚の名刺。……緻密な謎解きと、強烈なロマンチシズム。土屋隆夫が本格推理の名手として、不動の地位を確立した最高傑作!日本推理作家協会賞受賞作品。

第15回
(1962年)
         細い赤い糸
飛鳥 高(著)   双葉社 (1995/05 発行)
【定価】 581円

第14回
(1961年)
         海の牙
水上 勉(著)   双葉社 (1995/11 発行)
【定価】 652円
工場廃液が海を殺した。猫が狂い、鳥が墜ち、そして人が次々と…。その因果関係が断定される前に、病気の原因は廃液であるという立場から不知火の海を襲った戦後最大の惨劇を描いた作品。

第14回
(1961年)
        
人喰い

笹沢 佐保(著)      
 

第13回
(1960年)
         黒い白鳥
鮎川 哲也(著)   東京創元社 (2002/03 発行)
【定価】 882円
久喜駅近くの線路沿いで見つかった射殺屍体の身許は、労使抗争に揺れる東和紡績の社長と判明した。敗色濃厚な組合側の妄動か冷遇の憂き目に遭う新興宗教かとかれるが捜査は膠着。一条の糸を手繰って京都から大阪、そして九州へ向かう鬼貫警部が香椎線終着駅の町で得たものは?

第13回
(1960年)
         憎悪の化石
鮎川 哲也(著)   東京創元社 (2002/03 発行)
【定価】 630円
湯田真壁という珍しい名前の男が熱海の旅館で殺された。鞄から恐のネタらしき物品が発見されるに及んで、湯田の裏稼業が露顕する。当局は弱みを握られていた人間に狙いを絞るが、十指に余る容疑者全員にアリバイが成立。振り出しに戻った事件を引き継いだ鬼貫警部の突破口とは?

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