松本清張賞(まつもとせいちょうしょう)は財団法人日本文学振興会が主催する中短編の公募の文学賞。
当初は「広義の推理小説又は、歴史・時代小説」を対象にしていたが、2003年からは「ジャンルを問わない、良質のエンターテインメント」を対象に広げた。
受賞は選考委員の合議によって決定される。
受賞者には正賞として時計、副賞として500万円(2004年現在)が授与され、文藝春秋社から単行本化される。
第15回
(2008年)
         一朝の夢
蘇芳 よう子(著)   文藝春秋 (2008/06/24 発行)
【定価】 1,600円
朝顔栽培だけが生きがいの同心・中根興三郎は、宗観という武家と知り合ってから、思いもよらぬ形で「桜田門外の変」に巻き込まれることになる…。第15回松本清張賞受賞作品。

第14回
(2007年)
         銀漢の賦
葉室 麟(著)   文藝春秋 (2007/07 発行)
【定価】 1,450円
江戸中期、西国の地方藩で同じ道場に通った少年2人。不名誉な死を遂げた父を持つ藩士・源五の友は、今や名家老となっていた。老境をむかえた2人の武士の運命が再び絡みはじめた…。第14回松本清張賞受賞。

第13回
(2006年)
         一応の推定
広川 純(著)   文藝春秋 (2006/06 発行)
【定価】 1,500円
轢死した老人は事故死だったのか、それとも重病の孫娘を助けるために自殺したのか。ベテラン保険調査員・村越の執念の調査行が、二転三転の末にたどり着いた真実とは? 巧みなプロットで描かれたミステリー。

第12回
(2005年)
         一枚摺屋
城野 隆(著)   文藝春秋 (2005/06 発行)
【定価】 1,680円
第二次長州征伐の準備で騒然とする幕末の大阪で、打ち毀しを一枚摺(瓦版)に取り上げた親父の与兵衛が町奉行所で殺された。一体誰が、なぜ?勘当中の息子、文太郎は親父の敵をとるため、潜りの一枚摺屋となって、事の真相を探り始める。その大本は、どうやら三十年ほど前の大塩平八郎の乱に係わりがあるようだった。

第11回
(2004年)
         火天の城
山本 兼一(著)   文藝春秋 (2004/06 発行)
【定価】 1,600円
信長の無理難題、甲賀者の妨害、相次ぐ天災などを乗り越え、安土城を完成させた岡部又右衛門以言と以俊。天下一の棟梁父子が挑んだ前代未聞のプロジェクトの全貌を描く。

第10回
(2003年)
         月ノ浦惣庄公事置書
岩井 三四二(著)   文藝春秋 (2003/06 発行)
【定価】 1,500円
隣村との土地争いに決着をつけるべく公事(裁判)に奔走する湖北の村。だが、背後には暗い企みが隠されていた。中世社会を活き活きと描き出した、怨念と復讐の歴史ロマネスク。

第9回
(2002年)
         ひとは化けもん
山本 音也(著)   文藝春秋 (2002/06 発行)
【定価】 1,500円
不世出の大戯作者の自作は「好色一代男」だけだったのか? 真の作者は誰か? 西鶴のかかえ持つ数々の謎を解く異色力作ミステリ。

第8回
(2001年)
         群蝶の空
三咲 光郎(著)   文藝春秋 (2001/06 発行)
【定価】 1,400円
昭和14年、上流家庭の人妻と平凡なサラリーマンが恋に落ちた。2人を結びつけた俳句の世界に渦巻く陰謀、そして当局の思想弾圧。時代に翻弄される2人の行方は…。本格社会派サスペンス。

第7回
(2000年)
         輪廻(RINKAI)
明野 照葉(著)   文藝春秋 (2000/06 発行)
【定価】 1,400円
新宿、新大久保、新潟そして茨城を点と線で結ぶ怨念と復讐の物語。「彼女」は三代にわたる怨念を晴らすために生まれた「化身」なのか……。

第6回
(1999年)
         芳年冥府彷徨
島村 匠(著)   文藝春秋 (1999/06 発行)
【定価】 1,400円
黒頭巾の男が人を斬るのを目撃した芳年は、あの男の殺気を描きたいとの一念にとりつかれる。狂気の浮世絵師・月岡芳年の若き日々。

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