角川小説賞(かどかわしょうせつしょう)は、角川書店がその年に自社が出版した小説作品から受賞作をきめる文学賞である。1974年から1985年まで続いた。
第12回
(1985年)
        
中津 文彦(著)   角川書店 (1987/02 発行)
【定価】 441円
濃霧のはれあがった早朝、広大な北斗市中央公園内で、左腕を切断された中年女性の変死体が発見された。公園は北斗警察署と新聞社の真ん前に位置している。警察署長・風間昭平の指揮で、大がかりな捜査が開始された。死体の身元は、市周辺をカバーする地元紙『北斗タイムス』編集長高見の妻、英子と判明した。高見は猛烈な権力志向人間で、地域社会の情報を牛耳れる立場にあり、多くの人の怨みをかっていた。事件の根は深く捜査は難行した…。複雑な現代社会の病根を鋭く抉る社会派ミステリーの傑作。警察小説。

第11回
(1984年)
        
北方 謙三(著)   角川書店 (1985/10 発行)
【定価】 525円
突きささる熱い視線。人波の中に立っていたのは刑事・村尾。四年ぶりの出合いだった…。服役中の川口から、会いに来てくれという一通の手紙。だが、急死。川口は何を伝えたかったのか?

第10回
(1983年)
        
矢作 俊彦 / 司城 志朗(著)   角川書店 (1986/03 発行)
【定価】 483円
1975年春、インドシナの動乱に巻き込まれた日本人、龍哉は、スパイとして拘束され、ホォ・グァン将軍の拷問を受けた。それは、龍哉の精神に異常をもたらすほどの苛烈なものたった。やがて、彼を命の恩人と崇める男によって龍哉は助けられるが、それを機に、中国の秘密結社"虎幇"と関わるようになる。その組織と、莫大な財産を手にした龍哉は、ある決意を固めるのだった…。2人の俊英作家による、ダンディズムと熱気に溢れる冒険小説。

第9回
(1982年)
         喜劇悲奇劇
泡坂 妻夫(著)   角川春樹事務所 (1999/05 発行)
【定価】 987円
落ちぶれた奇術師・楓七郎は、かつての仲間から仕事の依頼を受けた。ショウボート・ウコン号でのバラエティショウ出演―早速、船へと赴いた彼を待っていたのは、何とも奇妙な連続殺人だった。被害者たちはみな、上から読んでも下から読んでも同じに読める"回文名"を持つ者ばかりのこの事件に隠された真相とは?構成から展開まで、凝りに凝った趣向で彩られた、異色のミステリー長篇。

第8回
(1981年)
        
谷 恒生(著)   角川書店 (1985/03 発行)
【定価】 399円

第8回
(1981年)
        
小林 久三(著)   角川書店 (1985/09 発行)
【定価】 515円
父が殺人容疑で逮捕された。ちらつく女の影。不信と信頼のはざまで息子は…。

第7回
(1980年)
         湯殿山麓呪い村
山村 正夫(著)   角川書店 (1997/02 発行)
【定価】 546円
「語らざるべし、聞かざるべし」―出羽三霊山の一つ湯殿山の麓にある大師村弥勒寺には、古くからこの謎めいた戒律が言い伝えられてきた。その裏には、180年前、人殺しの罪で追われていた川普請人足を、かくまった寺の僧たちが謀殺し、むりやり即身仏に仕立て上げたという事実があった…。そして、非業の死を遂げたミイラの呪いが現代に甦り、恐怖の連続殺人を巻き起こす。

第7回
(1980年)
        
赤川 次郎(著)   角川書店 (1981/10 発行)
【定価】 504円
女房の殺し方教えます! ひとつのペンネームで小説を共同執筆する四人の男たち。彼らが選んだ新作のテーマが【妻を殺す方法】。夢と現実がごっちゃになって…。新感覚ミステリーの傑作。

第6回
(1979年)
        
笠井 潔(著)   東京創元社 (1995/05 発行)
【定価】 672円
アパルトマンの一室で、外出用の服を身に着け、血の池の中央にうつぶせに横たわっていた女の死体には、あるべき場所に首がなかった! ラルース家を巡り連続して起こる殺人事件。警視モガールの娘ナディアは、現象学を駆使する奇妙な日本人矢吹駆とともに事件の謎を追う。日本の推理文壇に新しい一頁を書き加えた笠井潔のデビュー長編

第6回
(1979年)
        
田中 光二(著)   徳間書店 (1989/01 発行)
【定価】 567円
黄金の三角地帯"と呼ばれるインドシナ半島のつけ根、ラオス、タイ、ビルマにまたがる山岳地帯は、全世界のヘロイン供給の八割以上を占める無法地帯だ。この無法地帯では、ケシが生む巨額の富をめぐって武装集団の戦闘が絶えない。若きプロデューサーとして映画界の寵児となった葛木鉄太郎は、テレビ・レポーター風早真希とともに、ヘロインを牛耳る陰の支配者を求めてバンコクへと飛ぶが…。傑作冒険長篇。

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