日本SF大賞(にほんえすえふたいしょう)は、徳間書店による後援のもと日本SF作家クラブが主催する文学賞。
星雲賞とともに日本におけるSFの二大賞とみなされている。
小説・漫画・評論・イラスト・映像・音楽など、対象年度内に発表された様々なメディアのSF作品の中から最も優れた業績を選んで顕彰し、SF界の発展に寄与することを目的として1980年に創設された。
審査は、いずれもSF関係者からなる数人の審査員によって行われ、アメリカのネビュラ賞に相当する。
受賞作は、これも日本SF作家クラブの主催する日本SF新人賞と同時に発表される。
第32回
(2011年)
         華竜の宮
上田 早夕里(著)   早川書房 (2010/10/22 発行)
【定価】 2,100円
ホットプルームの活性化による海底隆起で、多くの陸地が水没した25世紀。未曾有の危機と混乱を乗り越えた人類は、再び繁栄を謳歌していた。陸上民は残された土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は海洋域で「魚舟」と呼ばれる生物船を駆り生活する。陸の国家連合と海上社会との確執が次第に深まる中、日本政府の外交官・青澄誠司は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長・ツキソメと会談する。両者はお互いの立場を理解し合うが、政府官僚同士の諍いや各国家連合の思惑が、障壁となってふたりの前に立ち塞がる。同じ頃、「国際環境研究連合」はこの星が再度人類に与える過酷な試練の予兆を掴み、極秘計画を発案した―。最新の地球惑星科学をベースに、地球と人類の運命を真正面から描く、黙示録的海洋SF巨篇。

第31回
(2010年)
         ペンギン・ハイウェイ
森見 登美彦(著)   角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/05/29 発行)
【定価】 1,680円
小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

第31回
(2010年)
         日本SF精神史
長山 靖生(著)   河出書房新社 (2009/12/11 発行)
【定価】 1,260円
日本SFの誕生から百五十年、“未来”はどのように思い描かれ、“もうひとつの世界”はいかに空想されてきたか―。幕末期の架空史から、明治の未来小説・冒険小説、大正・昭和初期の探偵小説・科学小説、そして戦後の現代SF第一世代まで、近代日本が培ってきたSF的想像力の系譜を、現在につながる生命あるものとして描くと同時に、文学史・社会史のなかにSF的作品を位置づけ直す野心作。

第30回
(2009年)
         ハーモニー
伊藤 計劃(著)   早川書房 (2008/12 発行)
【定価】 1,680円
「生府」を基盤とする医療福祉社会は、ある衝撃的な事件を機に崩壊の危機に瀕した。WHOの監察官・霧慧トァンはその背後に自殺したはずの親友の影を見るが…。「虐殺器官」に続く、待望の第2作。

第29回
(2008年)
         電脳コイル
宮村 優子◆磯 光雄(著)   徳間書店 (2007/04 発行)
【定価】 860円
小学6年生の優子は、「コイル電脳探偵局」の名刺を持つ少女・フミエと知り合い、もうひとりの“ユウコ”と出逢う。反発し合いながらも惹かれていくふたりは…。近未来ジュブナイル、小説版第1弾。

第29回
(2008年)
         新世界より
貴志 祐介(著)   講談社 (2008/01/24 発行)
【定価】 1,995円
子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。

第28回
(2007年)
         星新一 一〇〇一話をつくった人
最相 葉月(著)   新潮社 (2007/03 発行)
【定価】 2,415円
1001編のショートショートで、ネット社会の出現、臓器移植の問題性など「未来」を予見した小説家には、封印された「過去」があった…。関係者への取材と膨大な遺品から、謎に満ちた実像に迫る決定版評伝。

第27回
(2006年)
         バルバラ異界
萩尾 望都(著)   小学館 (2003/06/26 発行)
【定価】 530円
西暦2052年。他人の夢に入り込むことができる“夢先案内人”の渡会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の夢をさぐる仕事を引き受けることになった。そして、その夢の中で青羽が幸せに暮らす島の名<バルバラ>をキーワードに、思いがけない事実が次つぎと現れはじめ…!?

第26回
(2005年)
         象られた力
飛 浩隆(著)   早川書房 (2004/09/08 発行)
【定価】 777円
惑星“百合洋”が謎の消失を遂げてから1年、近傍の惑星“シジック”のイコノグラファー、クドウ円は、百合洋の言語体系に秘められた“見えない図形”の解明を依頼される。だがそれは、世界認識を介した恐るべき災厄の先触れにすぎなかった…異星社会を舞台に“かたち”と“ちから”の相克を描いた表題作、双子の天才ピアニストをめぐる生と死の二重奏の物語「デュオ」ほか、初期中篇の完全改稿版全4篇を収めた傑作集。

第25回
(2004年)
        
イノセンス ※映画

押井 守(著)      
 

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