本屋大賞とは、売りの現場からベストセラーを作ろうと考え、書店で働く店員自身が投票で決定するものです。
過去1年間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票して大賞〜10位を決定します。
(大賞)          東京タワー
リリー・フランキー(著)   扶桑社 (2005/06/28 発行)
【定価】 1,575円
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。

(2位)          サウス・バウンド
奥田 英朗(著)   角川書店 (2005/06/30 発行)
【定価】 1,785円
僕の父さんは元過激派とかいうやつで、いつも家にいて小説を書いている。学校なんか行く必要ないとか言うのだけれだけれど……。少年の視点を通して、変わり者の父に翻弄される家族を描く、長編大傑作!

(3位)          死神の精度
伊坂 幸太郎(著)   文藝春秋 (2005/06/28 発行)
【定価】 1,500円
「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化。

(4位)          容疑者Xの献身
東野 圭吾(著)   文藝春秋 (2005/08/25 発行)
【定価】 1,680円
数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ。天才数学者でありながら、さえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか・・・。

(5位)          その日のまえに
重松 清(著)   文藝春秋 (2005/08/05 発行)
【定価】 1,500円
僕たちは「その日」に向かって生きてきた。 男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、幸せな一生なのか。消えゆく命の前で、妻を静かに見送る父と子。感動の重松ワールド・・・

(6位)          ナラタージュ
島本 理生(著)   角川書店 (2005/02/28 発行)
【定価】 1,470円
壊れるまでに張りつめた気持ち。そらすこともできない二十歳の恋 大学二年の春、片思いし続けていた葉山先生から電話がかかってくる。泉はときめくと同時に、卒業前に打ち明けられた先生の過去の秘密を思い出す。今、最も注目を集めている野間文芸新人賞作家・初の書き下ろし長編。

(7位)          告白
町田 康(著)   中央公論新社 (2005/03/25 発行)
【定価】 1,995円
人はなぜ人を殺すのか――河内音頭のスタンダードナンバーで実際に起きた大量殺人事件<河内十人斬り>をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。殺人者の声なき声を聴け!

(8位)          ベルカ、吠えないのか?
古川 日出男(著)   文藝春秋 (2005/04/22 発行)
【定価】 1,800円
1943年、日本軍が撤収したキスカ島。無人の島には4頭の軍用犬が残された。捨てられた事実を理解するイヌたち。やがて彼らが島を離れる日がきて-。それは大いなる「イヌによる現代史」の始まりだった!

(9位)          県庁の星
桂 望実(著)   小学館 (2005/09 発行)
【定価】 1,365円
前代未聞! 抱腹絶倒の娯楽公務員小説。 野村聡。31歳。Y県職員一種試験に合格。入庁9年目。Y県県庁産業局産業振興課主任。Y県初の民間人事交流研修対象者6名の一人に選ばれた期待のホープだ。一年間の研修を無事にこなして戻れば、念願の係長への階段を同期に先んじて確実に登ることができる。ところが、鼻高々で望んだ辞令交付式で命じられた赴任先は…スーパー? しかも…H町の? えらくマイナーな感じがした。だがそのイヤな予感は現実のものとなる。 もらった予算は使いきるもの! 人を  “使役”してこその“役人”だ!大勘違い野郎の「県庁さん」がド田舎のスーパーで浮きまくり。生まれて初めてバカと呼ばれた県庁さん、はたしてこのまま「民間」でやっていけるのか?

(10位)          さくら
西 加奈子(著)   小学館 (2005/02 発行)
【定価】 1,470円
スーパースターのような存在だった兄は、ある事故に巻き込まれ、自殺した。誰もが振り向く超美形の妹は、兄の死後、内に籠もった。母も過食と飲酒に溺れた。僕も実家を離れ東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾に桜の花びらをつけていたことから「サクラ」となづけられた年老いた犬が一匹だけ――。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、何かに衝き動かされるように、年末年始を一緒に過ごしたいとせがむ恋人を置き去りにして、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏の余白に微弱な筆圧で書かれた家出した父からの手紙が握られていた――。

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