1988年より始まった、前年発行されたミステリー&エンターテインメント作品を対象する、投票形式のランキング。覆面座談会、私の隠し球、バカミスの世界など名物企画が多い。
2002年度より「このミステリーがすごい!大賞」で新人作家の発掘にも力を入れている。
(1位)          半落ち
横山 秀夫(著)   講談社 (2002/09 発行)
【定価】 1,785円
請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。

(2位)          GOTH
乙一(著)   角川書店 (2002/07 発行)
【定価】 1,575円
森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物に行くことを決めた…。触れれば切れるようなセンシティヴ・ミステリー。

(3位)          奇偶
山口 雅也(著)   講談社 (2005/09/06 発行)
【定価】 1,470円
誰かが骰子を振って、この世界を壊すことに決めたんだろう…。混迷の中、片目になった推理作家は、自らの墓碑銘を書き始めた。その墓碑銘は…「偶然」。『メフィスト』連載に大幅加筆訂正。

(4位)          砂の狩人
大沢 在昌(著)   幻冬舎 (2002/09/17 発行)
【定価】 1,750円
暴力団組長の息子ばかりを狙った猟奇殺人が発生。警察庁の上層部は内部犯行説を疑い、極秘に犯人を葬ろうとした。この不条理な捜査に駆り出されたのは、かつて未成年の容疑者を射殺して警察を追われた<狂犬>と恐れられる刑事だった。過激にヒートアップ、ノンストップ1200枚!

(5位)          ハルビン・カフェ
打海 文三(著)   角川書店 (2005/07/23 発行)
【定価】 860円
福井県の西端にある海市の旧市街では中国人街が形成され、それぞれ支配下におくマフィアが厳しく対立し、警官の殉職率が東京をはるかに凌驚するレベルにまで達していた…。裏切り、嫉妬、権力への欲望を描く。

(6位)         
光原 百合(著)   双葉社 (2004/06 発行)
【定価】 600円
「恋しくて恋しくて、その分憎くて憎くて、誰かを殺さなければとてもこの気持ち、収まらないと思った」―切なすぎる結末が、最高の感動をよぶ物語。第55回日本推理作家協会賞を受賞し、「2003年版このミステリーがすごい!第6位」にもランクインをした珠玉の連作ミステリー、待望の文庫化。

(7位)          人間動物園
連城 三紀彦(著)   双葉社 (2005/11 発行)
【定価】 660円
数十年振りの大雪で都市機能が麻痺する中、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。被害者宅のいたる所に仕掛けられた盗聴器に身動きがとれない警察。流される動物たちの血。二転三転の誘拐劇の果てにあるものは?

(8位)          ロンド
柄沢 斉(著)   東京創元社 (2002/11 発行)
【定価】 3,465円
幻の名画「ロンド」に取り憑かれた人々が巻き込まれる奇怪な連続殺人事件。誰が、なぜ「ロンド」名を冠した謎の個展を開くのか。「ロンド」とはいかなる作品なのか…。木版画家・柄澤の驚愕のミステリ・デビュー。

(9位)          グラン・ギニョール城
芦辺 拓(著)   原書房 (2001/11 発行)
【定価】 1,785円
グラン・ギニョール城に集った老若男女は、所有者の親族と友人、知人たち。それぞれが腹にいちもつを抱えているかのように、アマチュア探偵ナイジェルソープには映っていた。そこへ突如としてあらわれた謎の中国人、そしてやがて雷鳴とともに事件が…。いっぽう、ところかわって森江春策は、たまたま乗り合わせた列車内で起こった怪死事件に巻き込まれていた。被害者は息を引き取る直前、たしかに言ったのだ。「グラン・ギニョール城の謎を解いて…」と。森江はわずかなヒントと手がかりをもとに、やがて導き出されたグラン・ギニョール城へと向かうことになるのだが…。本格探偵小説。

(10位)          オイディプス症候群
笠井 潔(著)   光文社 (2002/03 発行)
【定価】 3,360円
エーゲ海に浮かぶミノタウロス島。不思議な建造物ダイダロス館に集まった10人の男女は、ギリシア神話をなぞった装飾を施されながら、次々と殺されていく。カケルが示唆する孤島の連続殺人とは…。「矢吹駆」シリーズ。

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