1988年より始まった、前年発行されたミステリー&エンターテインメント作品を対象する、投票形式のランキング。覆面座談会、私の隠し球、バカミスの世界など名物企画が多い。
2002年度より「このミステリーがすごい!大賞」で新人作家の発掘にも力を入れている。
(1位)          容疑者Xの献身
東野 圭吾(著)   文藝春秋 (2005/08/25 発行)
【定価】 1,680円
数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ。 天才数学者でありながら、さえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか・・・。

(2位)          扉は閉ざされたまま
石持 浅海(著)   祥伝社 (2005/05 発行)
【定価】 880円
久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに七人の旧友が集まった。(あそこなら完璧な密室をつくることができる―)当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か?部屋の外で安否を気遣う友人たち。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった…。

(3位)          震度0
横山 秀夫(著)   朝日新聞社 (2005/07/15 発行)
【定価】 1,890円
2002年『半落ち』、2003年『クライマーズ・ハイ』、そして2005年――。横山“警察小説”の集大成的長編サスペンス! 謎の失踪を遂げた警務課長を巡って巻き起こる、県警幹部たちの虚々実々の駆け引きと足の引っ張り合い……。県警本部長以下、キャリア組エリート警務部長、準キャリア警備部長、叩き上げの刑事部長など入り乱れての情報戦の結末は? 真実はどこに!? 著者ひさびさの本格長編小説。

(4位)          愚か者死すべし
原 寮(著)   早川書房 (2004/11/25 発行)
【定価】 1,680円
デビュー作『そして夜は甦る』が第2回山本周五郎賞の候補となり、2作目の『私が殺した少女』で第102回直木賞を受賞した原リョウの沢崎シリーズ。待望の最新刊。 銃声が2発。1発は容疑者に、もう1発は彼を庇おうとした刑事に当たった。事務所を閉める大晦日に、沢崎が巻きこまれた新宿署地下駐車場での狙撃事件は思いがけぬ方向へ展開する。

(5位)          神様ゲーム
麻耶 雄嵩(著)   講談社 (2005/07/07 発行)
【定価】 2,100円
小学四年生の芳雄の住む神降市で、連続して残酷で意味ありげな猫殺害事件が発生。芳雄は同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめることにした。そんな時、転校してきたばかりのクラスメイト鈴木君に、「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ。」と明かされる。大嘘つき?それとも何かのゲーム?数日後、芳雄たちは探偵団の本部として使っていた古い屋敷で死体を発見する。猫殺し犯がついに殺人を?芳雄は「神様」に真実を教えてほしいと頼むのだが…。

(6位)          シリウスの道
藤原 伊織(著)   文藝春秋 (2005/06/10 発行)
【定価】 1,800円
東京の大手広告代理店の営業部副部長・辰村祐介は子供のころ大阪で育ち、明子、勝哉という二人の幼馴染がいた。この三人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。それは…。月日は流れ、三人は連絡をとりあうこともなく、別々の人生を歩んできた。しかし、今になって明子のもとに何者からか、あの秘密をもとにした脅迫状が届く!いったい誰の仕業なのか?離ればなれになった3人が25年前の「秘密」に操られ、吸い寄せられるように、運命の渦に巻き込まれる―。著者が知悉する広告業界の内幕を描きつつ展開する待望の最新長編ミステリー。

(7位)          ベルカ、吠えないのか?
古川 日出男(著)   文藝春秋 (2005/04/22 発行)
【定価】 1,800円
二十世紀をまるごと描いた、古川日出男による超・世界クロニクル。四頭のイヌから始まる、「戦争の世紀」。

(8位)          犬はどこだ
米澤 穂信(著)   東京創元社 (2005/07/21 発行)
【定価】 1,680円
何か自営業を始めようと決めたとき、最初に思い浮かべたのはお好み焼き屋だった。しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。そこで調査事務所を開いた。この事務所“紺屋S&R”が想定している業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。それなのに、開業した途端舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして―いったいこの事件の全体像は?犬捜し専門(希望)、二十五歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。『さよなら妖精』で賞賛を浴びた著者が新境地に挑んだ青春私立探偵小説。

(8位)          島崎警部のアリバイ事件簿
天城 一(著)   日本評論社 (2005/06 発行)
【定価】 3,150円
本格推理ファンに挑む、“幻の探偵作家”待望の第2弾。本書には、列車の名前を冠した時刻表ミステリの全作と、その他の秀作を収録する。毅然とした存在感を示すミステリの数々がここに。

(10位)          うたう警官
佐々木 譲(著)   角川春樹事務所 (2004/12 発行)
【定価】 1,890円
警官殺しの容疑をかけられた刑事に射殺命令が下された。捜査を外された有志たちによって、彼の潔白を証明するための極秘の捜査が始まるのだが…。北海道警察を舞台に描く、書き下ろし警察小説。

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